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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第三十話      『デバイス起動』
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ノ君が顔を赤くしているから後で二人とも叱らなければいけませんね。
それはともかく、セイバーさんは一息つくとシホさんを台に降ろし、その手にフィアットさんのデバイスを具現化させ、

「マグナの持ち主は貴女ですね。今後もシホと仲良くしてあげてください」
「は、はい…!」

フィアットさんにマグナを返し、

「そうです。マグナ、あなたにはもうその名だけでは色々と不足でしょう。あなたに新たな名を授けます。…“マグナ・スピア”と」
《感謝します。その名、ありがたく名乗らせてもらいます。マスターも今後、この名でよろしくお願いします》
「う、うん…でもマグナだけで呼んでもいいよね?」
《マスターがそう望むのならば…》
「よかったぁ…」

安心しているフィアットさんを微笑ましそうにセイバーさんは見ながら、

「…さて、それでは私はまだ目覚めたばかりですので本調子ではありません。
ですからまだシホが『本当の力』が目覚めるその時まで眠りに着く事にします。
それとシホには『無茶はほどほどに』とお伝えください。
傷は治ったとはいえ、当分の戦闘行為は出来るほど体は快復はしていないのですから…。
最後に、私の変わりにアンリミテッド・エアがあなたの力になるでしょうとも、伝えてください。
それではまたいつか…」

セイバーさんはその存在を薄めて一つの光玉となりアンリミテッド・エアの中に入っていった。
先程からの一連の騒動がまるで嘘のように、でもシホさんの体は治った事は事実で一同は少し間を置いた後、盛大に喜びの声を上げた。
でも、私とクロノ、エイミィはいくつか疑問点を上げあっていた。

どうしてシホさんの魔法陣は古代ベルカ式と呼ばれるものなのか…。
今まで発見されているので魔力変換資質は【炎熱】【電気】【氷結】の三種だけ。魔力変換物質【風王】などというものは聞いた事がない…。
剣の丘、サーヴァント、聖杯戦争、トリニティデバイス、セイバーというユニゾンデバイス。
そしてなによりセイバーさんが言ったシホさんの本当の力の目覚めとは一体…。


◆◇―――――――――◇◆


Side シホ・E・シュバインオーグ


…夢を見ている。
その夢の中でイリヤに似た、でも姿は成人した綺麗な女性。
その女性は右目が緑、左目が赤のオッドアイのどこかセイバーに似た王の威厳を持つ女性に片膝をつき、忠誠を誓っている風景。

『■■■下…いえ、■■■■■王女。
どうか■■■■■てくだ■■。■は…あ■■に忠■■■った■、■■にど■■■私を■■家でも■■■■■■使■■いという■■■移■■いう■■■■■を■■、■■■■■する■■■■…!』
『■■■■■術■、■■■■■ルン。■■■■■…で■■■■た■■■な魔■■術【■■■■■】はもし■■
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