暁 〜小説投稿サイト〜
至誠一貫
第二部
第三章 〜群雄割拠〜
百六 〜白蓮の決断〜
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を証明する為ではないが、私は白蓮の唇を奪う。

「うむっ? ん〜っ、ん〜っ!」

 何か申したいようだが、構わず歯をこじ開け舌をねじ込む。
 存分に白蓮の口中を味わい、唾液を送り込んだ。
 白蓮は驚いたようだが、吐き出す事なくそれを飲み込む。

「ぷはっ!」

 息苦しくなったのか、白蓮の方から私を突き放す。

「こ、こんな事を他の女にもしているのか?」
「当然だ。誰かを特別扱いするつもりなどない」
「そ、そうなのか。な、何だか頭がくらくらするな」

 漸く、硬さが取れた感じだな。

「では、次に参るぞ」
「え?」

 形の良い胸に手を伸ばす。

「ひゃうん!」

 小さな悲鳴を上げるが、構わずそれを弄ぶ。

「な、なんかさ」
「痛いか?」
「そ、そうじゃない。変な気分なんだ」

 喘ぎ始めたようだな。
 そのまま胸への愛撫を続けながら、片方の手を下腹部に伸ばす。
 茂みの向こうは、軽く湿っていた。

「と、歳三。そこは……っ!」
「存分に濡らしておかねば後が辛いだけだ。暫し耐えよ」
「わ、わかった。なるべく、優しくしてくれるとありがたいな」
「善処しよう」

 上気した白蓮は、ひどく色っぽい。
 当人は色気のなさを気にしていたが、まさに杞憂に過ぎぬな。
 ……尤も、この表情を見る事が叶うのは私だけでもあろうが。

「どうかしたのか?」
「む?」
「いや、私の顔をジッと見たりして。な、何かおかしかったか?」
「……それはない。ただ、美しいとは思ったがな」
「バ、馬鹿! こうなってまで私を口説く気か?」

 本心を述べているだけなのだが……まぁ、良かろう。
 ふむ、そろそろ頃合いか。

「白蓮。では……良いな?」
「え?……あ、ああ」

 小さく頷く白蓮。
 私は身体をずらし、狙いを定める。
 そして、少しずつ白蓮の中へと入っていく。

「グッ……」
「痛いか?」
「だ、大丈夫だ……。続けてくれ」
「……そうか。無理はするな」

 狭いそこを、少しずつ押し広げる。
 半分ほどで、トンと何かに突き当たった。

「では、参るぞ?」
「……わかった」

 更に腰を押し進めると、白蓮は苦悶の表情を浮かべた。
 そのまま、一気に押し込んだ。

「い、痛っ!」
「少し耐えよ」
「わ、わかってる……けど、想像していたよりもき、きついな」

 そんな白蓮の気を紛らわしてやろうと、軽く口づけを交わす。

「ん……」

 白蓮も、ぎこちなく舌を絡めてくる。
 まだ苦しげではあるが、少しずつそれは薄れているようだ。

「歳三」
「何だ?」
「凄いのだな……。何もかもが、想像以上だ」
「そうか」

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