暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜
閑話ー始まりと完全魔法の双激
43.襲来する
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は、もう限界だ。

「それでアッくんは、この娘と付き合ってるんだよね」

少し強めの口調で机の上にくたばる俺に言ってくる。

「う、うん」

「ふぅ〜ん」

結美がスグに睨むような視線をぶつけ、スグも戸惑っている。

「まっ、いいわ。それよりもアッくん、これから予定ある?」

「特にはないけど.....」

「それなら!」

結美が立ち上がり俺の手を引っ張る。

「ど、どこ行くんだよ?」

「どこって......ゲーセンに決まってるじゃん」

「ちょ、ちょっと待って!」

結美が俺の手を離す。俺は、スグの元へと向かう。

「ほら、行くぞ」

「えっ?」

スグが少し戸惑った表情をしたあと笑顔で、うん、と頷く。




近所のゲーセンに着くと、結美は俺の手を引っ張り、音ゲーがあるエリアに向かう。そしてあるリズムゲームの前に止まる。そのゲームは、床にある四つの矢印のパネルを曲に合わせて踏んでいくというゲームだ。

「さ、久しぶりに勝負だよ、アッくん!」

「今日は負けねぇからな」

結果........5戦0勝5敗
惨敗だ.......

「結美さんすごいですね」

「へへ、そうかな」

結美が少し照れる。

「すごいですよ。集也くんって基本的にどんなゲームでも二回くらいプレーすると攻略法がわかるゲーマーなのに」

「スグ......それはひどくないか」

「まず、アッくんが私に勝てるわけないよ。どんなゲームでもね」

結美が自信満々に無い胸を張る。

「うっせ.......貧乳が...」

「な・ん・か・い・っ・た!」

小声で呟いたが聞こえていたのか。徐々に結美が俺に近づいてくる。

「い、いや......な、なんでも......ないです」

「そう」

結美が俺から離れてホッとしたと瞬間、俺の頭を結美がぶん殴る。

「《テッツイ》を急に放つのは、セコイぞ......結美.....」

「なにいってんだか......。アッくんにゲームを教えたのは誰だと思ってるの」

「それって?」

スグが不思議そうな顔で結美に問う。結美はスグを見て自慢気にまたも無い胸を張り言う。

「まんまの意味だよ。アッくんにゲームを教えたのは私だよ。ちなみにアッくんは私にどんなゲームで勝ったことはないんだよね」

ニヤッと笑みを浮かべる結美の顔に少しイラつきを覚える。

「......それなら勝負だ」

「えっ?ゲームで私に勝てるわけないじゃん。で、どのゲームで勝負するの?」

「......ALOって知ってるか?」

「まさか、集也くん!?」

スグが驚いた声をあげる。

「ALOなら知ってるよ。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ