閑話ー始まりと完全魔法の双激
43.襲来する
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BFOでのあの事件から一週間ほどが経った今日この頃、土曜日のこと........
「どうしたの、集也くん?まだ傷が痛むの?」
「いや......ちょっとな.....」
俺は昨日の出来事を思い出す。
いつものようにネットゲームをしながら時間を潰しているとスマホに着信がきた。なんの気もなく俺はその電話に出た。
それが今日のこの状況を生むことになるとは......。
(今日はあいつが家にくる.......)
現在、俺の家でスグと一緒に昼食の最中。
「今日何かあるの、集也くん?」
「な、なんで......」
「だって、いつもデートの時は外で食べるのに今日は集也くんの家だったから。何かあるのかな、って思って」
「ま、まぁな.......」
すると家のチャイムが鳴り響く。
そして身体中から流れ出てくる汗。
「どうしたの、集也くん?その汗.......」
「い、いや......な、なんでもない」
再びチャイムが鳴り響き、それと同時に聞こえてくる声。
「アッくん!いるんでしょ!開けてよ!アッくん!!」
さらに吹き出てくる汗。
(あれ〜、おかしいな。冬真っ只中なのに汗が止まらないなぁ〜......あはははは........)
「集也くん?出ないの?」
スグが立ち上がり玄関の方へ向かおうとする。
「待った!お、俺が出るから!こ、ここで待ってて」
スグをリビングに座らせて恐る恐る玄関に向かう。玄関の前で一旦、息を整え、すりガラスに映る人影を見やる
俺は玄関の鍵を恐る恐る......勇気を持って......その扉を開けた。
扉を開けるとそこには、茶髪で長さはセミロングくらいの首には、赤いマフラーを巻き、膝までかくれるくらいの大きな黒いコートを着ている少女が立っていた。
「やあ、アッくん!久しぶりだね」
そういうと少女は敬礼のように右手を頭に当てる。
「そ、そうだな。予定よりは、早かったじゃねぇか.......結美」
この俺のことをアッくんと幼馴染感全開で呼ぶ少女、如月結美。俺と同い歳の幼馴染よりも深い関係の従兄妹だ。
「うん。予想よりも早くバスがついちゃってね。どうしたの、アッくん?なんで入れてくれないの?」
「い、いや.......その」
結美に会うのは、SAOから俺が帰還してきた時に会って以来だ。
俺に彼女がいるなんて言ったら結美はまたいろいろと言ってくるに違いないし、ましてや今ここにいるなんて言ったらどうなるか。
「集也くん、誰だったの?」
(あっ..........)
そのあと結美に状況を話すまでが大変だった。なんかスグと結美はバチバチしてるしとかで俺のHP
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