第四十二話 因果の海で
[7/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るんだ」
「ちっ、数は圧倒的だからな」
「伊達に銀河単位の軍じゃないか」
カイとハヤトは舌打ちしながら述べた。
「それならまたDSドライブで逃げてもか」
「やって来るっていうのか」
「そうだろうな」
リュウも苦い顔になっていた。
「俺達はこの広い包囲網を突破できるかどうかだ」
「突破するしかないけれどな」
スレッガーは結論から話した。
「そしてボアザンに向かわないとな」
「そういうことだな」
ブライトもスレッガーのその言葉に頷いた。
「例えバッフ=クラン軍がどれだけいようともだ」
「それならどうしますか?」
セイラは今度は無頼とに対して問うた。
「ここは」
「ベス」
ブライトはまずベスに問うた。
「今度のDSドライブは」
「六分です」
それだけかかるというのだ。
「それだけかかります」
「そうか、六分か」
「はい、六分です」
また言うのだった。
「六分待てばです」
「わかった、なら六分だけ戦う」
ブライトはベスの話を聞いてあらためて述べた。
「そしてまたDSドライブで移動する」
「わかりました」
「フロンティアの長距離ワープもいいがだ」
そのことも一応は考慮していた。
「しかし」
「そうだな。あれはDSドライブに比べて時間がかかる」
フォッカーがその問題点を指摘した。
「それならな」
「ここはDSドライブが一番だ」
結局はここに結論がいく。
「しかし。例え包囲網を突破してもだ」
「バッフ=クラン軍は追ってくるな」
アムロはこのことも考えていた。
「大軍がな」
「どのみち戦わなければならないな」
「それならですけれど」
アイナが言ってきた。
「いいでしょうか」
「アイナ、何か考えがあるのか?」
「ええ」
シローに対しても答える。
「敵を引きつけて一気に倒せばいいんじゃないかしら」
「一気にか」
「ええ、一気にね」
そうすればと言うのだった。
「それでどうかしら」
「そうだな」
アイナの言葉に頷いたのはハマーンだった。
「悪くはないな」
「ハマーンさんもそう思われますか」
「賛成だ。敵はどちらにしろ倒さなければならない」
ハマーンもまたこの結論を出した。
「それならばだ」
「はい、それなら」
「今はDSドライブで移動するがだ」
それでもだというのだった。
「敵を引きつけて倒す」
「それならだ」
今度はバニングが言う。
「四度目の移動の後でだ」
「その後で、ですね」
「そうだ、あらかじめDSドライブでの移動ポイントを大きく出す」
そうすると。コウに対して話す。
「そしてそこに移動してだ」
「そこで敵を殲滅する」
「然るべき場所で」
「そのポイントを探しそこに移動する」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ