第四十二話 因果の海で
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てロンド=ベルが出て来た宙域の軍がだ」
「彼等を迎え撃つ」
「作戦通り」
「そうする。いいな」
こう言うのであった。
「今はだ」
「了解です、それでは」
「各宙域の軍に連絡します」
「我等の包囲網を甘く見ないことだ」
指揮官は苦いがそれでも確かな顔で言っていた。
「そう易々と逃しはしない」
「その通りです」
「巨神を今度こそ」
「手に入れてみせる」
光が消えていくのを見送っての言葉だった。
ロンド=ベルが出た場所にはだ。やはりであった。
「ユウナ様、これは」
「まさか」
「ああ、もう言わなくていいよ」
ユウナはうんざりとした顔でトダカとキサカに返した。
「バッフ=クラン軍だね」
「その数百万です」
「後方にいます」
「じゃあまずは反転だね」
ユウナはうんざりした顔だったが指示は的確だった。
「ここは」
「そうですね、そして」
「迎撃ですね」
「けれどそれでもだよ」
ユウナはトダカとキサカにさらに言う。
「ここはまたね」
「DSドライブで振り切りましょう」
「それしかありません」
「今は続けて戦う訳にはいかないからね」
だからだというのだ。
「じゃあベス君、そういうことで」
「わかっています」
ベスは強い声でユウナの言葉に応える。
「七分待って下さい」
「七分か」
それを聞いたアルトの顔が険しくなる。
「連戦だ。辛いか?」
「何、いつものことだからな」
「そうですね」
ミシェルとニコルが笑って言う。
「気にすることはないさ」
「いつも通りやりましょう」
「そういうことだな、それではだ」
バーンは既に剣を持っていた。ズワースのその手に。
「七分、戦うとしよう」
「総員戦闘用意」
シーラが指示を出す。
「DSドライブ発動まで耐えましょう」
「させるか!」
ショウは早速敵を切り裂いていた。それが合図になる。
激しい戦いが行われる。だが七分経った。
「よし、七分!」
「全員集結しろ!」
「DSドライブ発動だ!」
これで敵を振り切ったかに思えた。しかしであった。
出て来たその次のポイントに。やはりいた。
「くっ、ここにもか」
「いる!?」
「どういうことなんだ、これって!」
「まさかこれは」
ここで察したのはアムロだった。
「バッフ=クラン軍はその数を使って俺達を包囲し待ち受けているのか」
「それってどういうことなの!?」
セイラがそのアムロの言葉に問い返す。
「数を使ってって」
「バッフ=クラン軍は数が多い」
セイラに返した言葉だ。
「それを使って広範囲に陣を敷いたんだ」
「それでかよ」
「だからここにも」
「ああ、そうだ」
カイとハヤトにも答えてみせる。
「だからここにもい
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