第四十二話 因果の海で
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ガンダムに乗っている。
「サポートは任せて!」
「レイン!」
「横から来る相手は私が引き受けるわ」
言いながらその薙刀で敵を両断していく。
「だからね」
「済まない」
「ふむ、ドモン殿よ」
「波に乗ってるね」
キメルとアレンビーも来た。
「この戦い、一つの正念場」
「だから余計になのかしら」
「いや、俺はどんな戦いであろうともだ」
ドモンはその二人に対して告げる。拳で敵機を吹き飛ばしながら。
「全力で戦う。それだけだ」
「それだけか」
「そうなのね」
「そうだ。例えどうした戦いでもだ」
彼は言うのだった。
「この拳を振るうのみ!」
「よし、さすればだ!」
「私達も!」
キメルもアレンビーもだった。動いた。
杖で敵を潰しフラフープで切り裂く。
「この程度の敵なぞ!」
「どれだけいても怖くはないわよ!」
そしてイデオンもであった。
イデオンガンを出す。そうしてだった。
「ギジェ、ゲージは?」
「充分だ」
こうコスモに答えるギジェだった。
「マックスになっている」
「そうか、それなら」
「いけるわね、コスモ」
カーシャも言ってきた。
「ここは」
「ああ、やるぞ!」
コスモの声がうわずった。
「イデオンガン、発射だ!」
「これがイデの力なのか」
ギジェはBブロック左座席で呟いた。
「何処まで恐ろしい力なのだ」
「いけーーーーーーーーーーーーっ!!」
その攻撃が放たれてだった。また多くの敵が消えた。
暫くするとだった。バッフ=クラン軍は消えていた。全機である。
「三千万の大軍がか」
「消えた」
「遂に・・・・・・」
戦闘は一日続いた。その結果だった。
戦場にいるのはロンド=ベルの面々だった。彼等以外にはいなかった。
「やりましたな」
「うむ」
ダグラスはベンの言葉に頷いた。
「我々は勝った」
「バッフ=クラン軍の大軍との戦いに」
勝ったというのだった。
「よし、それではだ」
「はい、まずは軍を集結させて」
「休息を取ろう」
ダグラスもだった。一日かかった戦闘で疲労の極みにあった。
それでこの指示を出した。そうして。
「その後でボアザンに向かうとしよう」
「わかりました」
「ダグラスさん、ですが」
しかしここでだ。命が彼に言ってきた。
「今のこの場所ですけれど」
「何だ?」
「ボアザンと少し離れています」
そうだというのだった。
「少し遠回りになってしまいますが」
「仕方ないな」
ダグラスはそれを聞いて少し残念そうな顔になった。
「しかしそれでもだ」
「それでもですね」
「ボアザンに向かうしかない」
こうスタリオンにも話す。
「多少の遠回りでもな」
「そうですね。その通り
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