第四十話 イデへの心
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「まだだ!」
「ぐっ・・・・・・」
「おいモエラ!」
テクノはモエラに必死に声をかける。
「しっかりしろ!」
「俺は大丈夫だ」
まだこうは言えた。
「それよりソロシップを」
「ソロシップをか」
「そうだ、早く」
こうテクノに言う。
「今のうちに」
「わかった、そうだな」
「話は聞いた」
ジョリバがすぐにテクノに返してきた。
「コスモ!」
「ああ!」
「イデオンガンを使え!」
「イデオンガン!?」
「ソロシップに積まれていたものだ!」
こうコスモに答えた。
「どうやらイデオンの武器らしい!」
「しかしジョリバ」
だがここでテクノが言う。
「テストもまだなんじゃ」
「構うものか!見るんだ!」
「くっ、またか!」
テクノはまた来たバッフクランの大軍を見て歯噛みした。
「また来たか!」
「バッフクランの奴等をやれるなら何でも使ってやる!」
「そうだな」
コスモはテクノのその言葉に頷いた。
「今は」
「それならコスモ」
カーシャがそのコスモに対して言う。
「今は」
「そうだ、モエラもそれでいいな」
「ああ・・・・・・」
傷を抑えながら何とか頷いたモエラだった。
「それでいこう」
「!?巨神め」
ギジェはそれを見て言った。
「何をする気だ?」
「ニューロ加速器よし!」
モエラが言う。
「発振係数!」
「八十五パーセント、良好!」
カーシャも言う。
「波動ガンセット!」
「いけーーーーーーーーーーーーーっ!」
イデオンが持つその巨大な砲が攻撃を放った。それでだった。
バッフクラン軍は消え去った。その一撃でだ。
「ば、馬鹿な・・・・・・」
「あれがなのか」
ギジェもダラムもこれには呆然となった。
「あれがイデの」
「発現なのか」
「恐ろしいな」
「全くだな」
アムロも宙も驚きを隠せないでいた。
「一撃であれだけの部隊をか」
「あれがイデの力なのかよ」
「無限力・・・・・・」
シェリルもそれを見て呟いた。
「あれこそが」
「バッフクランが後退していくぞ」
しかしだった。ギジェはまだ突っ込む。
「まだだ!」
「くっ!」
しかしだった。彼はイデオンの拳を受け撃墜された。
「ギジェ!くっ、駄目か」
ダラムは彼が死んだと確信した。その機体はもう四散していた。
「止むを得ん、今は」
「何、まさか」
しかしギジェは生きていた。そして脱出したところで自軍の撤退を見たのだ。
「私は見捨てられたのか。・・・・・・ダラムめ」
そして彼はだ。咄嗟に行動を取った。
「こうなってはな」
「おい、モエラ!」
テクノは笑顔でモエラに声をかけていた。
「やったぞ、俺達は生き残った!」
「・・・・・
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