第三十三話 メモリー=オブ=グローバル
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「わかった」
「その為に貴方はここにいるのよ」
「このロンド=ベルに」
「そうよ。そして」
さらに言うその主だった。
「いいかしら」
「わかった」
それに頷きだった。バジュラとの戦いに向かう。その彼にまた言う声だった。
「そして」
「そしてか」
「既にスイッチは押しておいたわ」
こう言うのである。
「ここでも戦いはもう少しよ」
「惑星ごと滅ぼすか」
「ええ、そうよ」
こう話してだ。通信を切った。そうして。
十分程してだ。それが来た。
「何だありゃ」
「黒い衝撃波!?」
「爆発か!?」
「いや、違う!」
それを見てだ。全員に動揺が走る。
「ブラックホールみたいなものだ」
「あれに飲み込まれたらそれでは」
「惑星ごと」
「おい、どうする!」
ここでゴウが叫んだ。
「ここはだ、どうすればいいんだ!」
「わからない。けれど」
「このままじゃ」
ケイとガイも言う。
「私達も」
「巻き込まれるぞ」
「そんなことになってたまるか!」
ゴウがここで激昂する。
「俺達だけじゃない!この星にいるゼントラーディの人達だって生き物達だっているんだぞ!」
「じゃあどうするの?」
「ここは」
「ゲッターだ!」
彼は言った。
「この真ドラゴンの力でだ!やってやる!」
「よし、それなら!」
「今はな!」
「行くぞドラゴン!」
こう真ドラゴンに対して叫ぶ。
「いいな、このままだ!」
ええ、それじゃあ」
「今からな!」
真ドラゴンを突き進ませてだ。そうして。
その黒い衝撃波に対してだ。真ドラゴンの力を放った。
「これで!」
「これなら!」
「やれるか!」
ゲッターの力を全て放出せんとする。
「真ドラゴン!いけえええええーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
その力を放って一気に衝撃波と消したのだった。だが。
真ドラゴンはそれで力を失いだ。大地に落ちていく。
「おいゴウ!」
「大丈夫!?」
「あ、ああ」
ゴウは仲間達に対して答えた。
「何とかな。まだ少し位なら飛べる」
「よし、それなら」
「今は下がれ」
「いいな」
「ああ」
こうして真ドラゴンは下がった。そのうえでだった。
衝撃波は消した。しかしここで。
バジュラ達がだ。宇宙に出て行ったのだ。
あの巨大なバジュラもだ。宇宙に行く。
「ちっ、追え!」
「逃がすな!」
全員でこう叫ぶ。
「宇宙だ!」
「宇宙に!」
「しかしそれでも」
「一旦シャトルを使わないとここは」
「宇宙に出られませんが」
「いや、待ってくれ」
だがここでレオンが言ってきた。
「一つ方法がある」
「方法が?」
「ありますか」
「はい、あります」
また話すレオンだった
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