第三十二話 ファステスト=デリバリー
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どころではありません」
「プロトデビルンの相手が先だ」
こう言うのだった。
「今はな」
「まずはプロトデビルンの鎮圧ですね」
「火薬庫も維持してな」
オゴタイはそれも忘れていなかった。
「そのうえでな」
「はい、それでは」
彼等も苦しい状況だった。ロンド=ベルに協力していてもそれでもだった。
そしてだ。アルトは何とか己の機体に辿り着いた。しかしだ。
「いたぞ、そこだ!」
「そこにいたぞ!」
「すぐに捕まえろ!」
「ちっ、しまった!」
見つかってだ。つい舌打ちしたのだった。
「あと少しで」
「御前は人質だ!」
「人質を逃がしてたまるか!」
こう言って一斉に捕まえようとする。しかしであった。
ここにだ。青と緑のバルキリーが来たのだった。
「ミシェル、ルカ!」
「待たせたなアルト!」
「大丈夫ですか!?」
「ああ、何とかな!」
こう彼等に返す。
「生きている、それで助けに来たのか!?」
「ああ、御前をな!」
「そして皆さんも」
言葉を返してだ。そのうえでだ。
「切り札を持って来たからな」
「この騒ぎを終わらせる切り札です」
「切り札!?」
「ああ、これだ!」
「聴いて下さい!」
ミシェルのバルキリーのコクピットが開いた。そうしてだ。
「皆聴いてーーーーーーーーっ!!」
「何っ、まさか!」
「ああ、そのまさかだぜ!」
「来てもらいました!」
コクピットからコンサートの服のままだった。ランカが出て来た。そしてそのうえでだ。
歌いはじめた。空いたキャノピーから歌う。それがゼントラーディの将兵にも聴こえた。
「!?あの声は」
「歌だ!」
「ああ、歌だ!」
「間違いない!」
反乱を起こしている側の勢力がこれで変わった。
銃を止めてだ。一気に歓声をあげたのだ。
「デ=カルチャー!」
「歌だ!」
「ああ、歌だ!」
「文化だ!」
こう叫んでだった。戦いを止めたのだった。そうしてだった。
ゼントラーディの反乱は一気に終わった。それは一瞬だった。
ランカはミシェルのバルキリーが降下してそのうえで今は滑走路で歌っていた。そこにアルトが駆け寄る。
「おい!」
「何?」
「何もこうもない!何考えてる!」
こう言ってランカを叱るのだった。
「その格好でキャノピーを開いて歌う奴があるか!」
「だって。急だったから」
「急も何もない!無茶をするな!」
「おいおいアルト」
「それはないですよ」
今はプロトデビルンと戦っているミシェルとルカがここで言ってきた。
「ランカちゃんはな」
「先輩の為にここに来てくれたんですよ」
「何っ!?」
「そうだよ。御前がゼントラーディの反乱軍に捕まってな」
「シェリルさんのことも聞きまして」
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