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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第三十一話 ハイスクール=クイーン
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って」
 アスカにも言い返す。
「あれじゃないか。スパゲティとかマカロニとかラザニアとか」
「パスタ?」
「パスタにやけに凝ってるじゃないか」
 こう言うのである。
「それもかなり」
「ドイツ人だからね」
「パスタはイタリアじゃないの?」
「ドイツ人は本能的にイタリアが好きなのよ」
 これがアスカの言い分だった。
「食べ物は美味しいしあの爽やかな気候といい」
「いいんだ」
「そう、いいのよ」
 アスカははっきりと言い切る。
「イタリアがね。もう大好きなのよ」
「ええと、イタリア人っていったら」
「誰かいたか?」
「日本人が大半でアメリカ人に中国人?」
 ロンド=ベルの人種構成はそうなっている。
「ドイツ人にロシア人いるけれど」
「テュッティさんフィンランド人で」
「ユンが韓国人?」
「ティアンさんはタイ人」
「あれっ、イタリア人は?」
「あっ、いますよ」
 名乗ってきたのはニコルだった。
「一応ルーツはそっちです」
「ああ、そうだったね」
 タリアも彼の言葉に頷く。
「ニコルのルーツは」
「はい、そうです」
「そして私もだ」
 ブンドルも名乗り出てきた。彼も出撃していない。
「私もイタリア人だ」
「それを考えればだ」
「イタリア人というのもな」
 カットナルとケルナグールがブンドルの名乗りを聞いてそれぞれ述べる。
「かなり厄介だな」
「全くだ」
「マドモアゼルアスカ」
 何故かフランス語でアスカを呼ぶ。
「では私が極上のパスタを用意しておこう」
「いいんですか?」
「私は女性の頼みは断らない」
 優雅な笑顔で述べるのだった。
「女性は尊い。そしてその女性の為に尽くす。それこそがだ」
 いつもの言葉だった。
「美しい・・・・・・」
「また言うし」
「今学校の中は美しい状況じゃないような」
 シェリルの騒動はまだ続いている。
「それでもですか」
「やるんですね」
「あれもまた美しい」
 ブンドルは今のシェリルの状況も肯定した。
「そうは思わないか」
「まあ何といいますか」
「それは」
 皆ブンドルの今の質問には口を濁す。
「普段ならともかく」
「今は」
「あの美しさがわかるのもまた美なのだ」
 まだこう言うブンドルだった。
「それではだ」
「はい、それじゃあ」
「今から」
「パスタを作っておく」
 このことは忘れていなかった。
「ではその間にだ」
「はい、戦いを終わらせますんで」
「それじゃあ」
「パスタはトマトとガーリックと茄子」
 レイがぽつりと言う。
「それとオリーブオイル」
 まだ肉を食べない彼女だった。
 何はともあれロンド=ベルは戦いだ。シェリルは暴走し続けていた。
「そこね!」
 校舎の一角に影
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