第三十一話 ハイスクール=クイーン
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」
だが宗介はこうも言うのだった。
「大変なことが起こった」
「まだ何かあるの?」
「そうだ。フロンティアのコンピューターに異変が起こった」
今のは大文字の言葉だ。校長でもある。
「急なバグでな」
「バグ!?」
「といいますと」
「コンピューターウィルスか」
こう言うのである。
「そのせいでだ。システムが異常を起こし」
「はい」
「それで」
「それにより予備戦力として置いていたモビルスーツが自動操縦で動きだしたのだ」
「モビルスーツですか」
「それが」
ここで小鳥とテッサも事情がわかったのだった。
「ということは」
「ここは」
「そうだ、総員出撃だ」
また話す大文字だった。
「そちらに兵を回してくれ」
「わかりました」
「それでは」
「シェリル君はだ」
シェリルのことも話しはした。
「アルト君達に任せておこう」
「アルトになの」
小鳥はそれを聞いてまた言った。
「ここは」
「縁だ。任せるとしよう」
「そうですね。それではですが」
テッサはアルトと聞いてすぐに言った。
「アルトさんとミシェルさん、それにルカ君ですね」
「後はオズマ少佐に頼むことにする」
「はい、わかりました」
テッサはセーラー服のまま敬礼をする。これで決まりだった。
こうしてだ。全軍その無人のモビルスーツ部隊に向かう。そのモビルスーツは。
「バーザムにマラサイにそれにガザか」
「それとギルドーガ」
「それか」
「ダナン=ゲーになの」
皆そのモビルスーツ達を見て述べた。
「何か雑魚ばかりっていうか」
「数も一千」
「いつもより多くないわね」
「多くても困りますけれど」
ウッソが真面目に応えてきた。
「フロンティアの中での戦いですし」
「そうね。下手な攻撃はできないわね」
ジュンコも真面目な顔で述べた。
「壁面にも当たればそれで」
「はい、ですから余計に」
「よし、それならだ」
オリファーがここで判断を下した。
「ここは銃撃戦は駄目だ」
「そうね。接近戦を主にね」
それでいくと。マーベットも頷いた。
「それでいいわね」
「何かあまりやったことのない戦い方だけれどな」
「確かにな」
オデロとトマーシュは少し戸惑いを覚えていた。
「それはな」
「少し弱ったな」
「難しく考えることはない」
だがここでヘンケンが言う。
「そのまま接近してだ」
「そのうえで、ですか」
「切り込んで切ればですか」
「それでいい。戦艦はできないがな」
「それで今回出撃していないんですか」
「それで」
「そうだ」
こう二人にも答えた。
「残念だがな」
「仕方ありません」
ナタルはそれについてはこう述べるだけだった。
「今は」
「そうだ
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