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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第三十一話 ハイスクール=クイーン
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「ベタな展開だしな」
 ケーンにタップ、ライトはこう話した。彼等も学生服姿だ。
「とはいえな」
「ここまでベタだとな」
「呆れるものもあるな」
「全くだ」
 イザークもいる。
「只でさえ賑やかなこの学園がさらにな」
「しかもこの学園って」 
 ミレーヌはセーラー服姿だった。
「中等部と高等部一緒だし」
「そうなのよね。あたしも何かいるし」
 アスカもいる。
「一応大学出てるんだけれど」
「じゃあ御前おばさんだったのか」
 シンがまた言った。
「若作りでも中は婆だったんだな」
「ちょっと、それどういう意味よ」
「だから大学出てるんだろ」
「ええ、そうよ」
「じゃあ婆だよ」
 完全にいつものシンだった。
「見事にな」
「飛び級したのよ。しかしそれにしてもね」
「今度は何だよ」
「あんたとは一度本気で決着つけないとね」
「俺は今でもいいんだがな」
「やるっての?」
「ああ、そっちさえよかったらな」
 こう言い合いながらいつも通り殴り合いの喧嘩に入る二人だった。本当にいつも通りだ。
 ジュドーもそれを見ながらだ。呆れながら言う。
「この連中本当に喧嘩好きだよな」
「そうね。何か山猫同士の喧嘩みたいね」
「全くね」
 ルーもエルも呆れている。
「この二人だけは」
「カガリもだけれど」
「ああ、そのカガリもな」
「大変なことになってるよ」
「あっちもね」
 ビーチャにモンド、イーノが言ってきた。
「ほら、そっちでな」
「エイジと喧嘩しているから」
「もう一人と」
 見ればそちらはだ。噛んでさえもいる。完全にそんな喧嘩になっていた。
 だが皆その喧嘩を止めようとはしない。そうしてであった。
 シェリルは学校に入った。そしてである。
「えっ、パイロットスーツをですか」
「ええ、着たいんだけれど」
 にこりと笑ってルカに言うのである。
「いいかしら」
「いいって」
「宣伝も兼ねてね。いい?」
「宣伝って」
「ロンド=ベルと私のね」
 その両方だというのだ。
「それでいいかしら」
「あの、そう言われましても」
「いいではないか、別にな」
 教師で来ているクランが躊躇するルカに言ってきた。
「それはな」
「いいっていうの」
「そう、いいじゃない」
 今度はシェリルからの言葉だった。
「借りるだけだから」
「壊さないで下さいよ」
 ルカは心配する顔で述べた。
「それは頼みますよ」
「わかってるわよ。それじゃあね」
 こうしてルカからそのパイロットスーツを借りてであった。あらためてそれを着てみた。そして彼女が最初にやらされたことは。
「卵!?」
「ああ、卵だ」
「それな」
 アルトとミシェルが話す。
「それを掴む練習だ」
「いいな」
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