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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第5話 お決まりですよ?
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に一建だけ桜色の壁に、蒼い生地に互いが向かい合っている2人の女神が記されている旗が立っている商店を指差した。

「はい。アレがサウザンドアイズの商店です」

そのとたん

「いぃぃぃぃやほぉぉぉぉぉぉ! 久しぶりだ黒ウサギィィィィ!」

いきなり店内から爆走してくる着物風の服を来た白い髪の少女が黒ウサギに抱きつき、その勢いで2人一緒に空中を何回転もして街道の向こうにある浅い水路まで吹き飛んだ。

「きゃあ───」

遠くなっていく黒ウサギの悲鳴を聞きながら一同は呆然とそれを眺めていた。

そして黒ウサギにたいあたりを決めた少女は黒ウサギの胸に顔を埋めてなすりつけていた。

「し、白夜叉様!? どうしてあなたがこんな下層に!?」

「そろそろ黒ウサギが来る予感がしておったからに決まっておるだろに! フフ、フホホフホホ! やっぱりウサギは触り心地が違うのう! ほれ、ここが良いか! ここが良いのか!」

これまでもかというくらい黒ウサギの胸に頬を擦りつける少女の行動に黒ウサギは真っ赤になり

「し、白夜叉様! ちょ、ちょっと離れてくだ、さい!」

白夜叉と呼ばれた少女を黒ウサギに無理やり引き剥がし、店に向かって投げつける。

その軌道上にちょうどいた十六夜は足で受け止める

「お、おんし! 飛んできた初対面の美少女を足で受け止めるとは何様じゃ!」

「十六夜様だぜ。以後よろしく、和装ロリ」

「うぅ……まさか私まで濡れることになるなんて」

濡れて水路から上がってきた黒ウサギを見ると耀は修也に耳打ちをした

「黒ウサギ、そこに立て」

「はい?」

パチン
例によって例のごとく。黒ウサギから水滴が飛ぶ
それに対し濡れても全く気にしない白夜叉は、店餌木で十六夜達を見回してニヤリと笑った。

「ふふん。おんし達が黒ウサギの新しい同士か。異世界の人間が私の元に来たということは…………遂に黒ウサギが私のペットに──」

「なりません! どういう起承転結があってそんなことになるんですか!」

「へえ、お前ってこの和装ロリのペットだったんだな」

「ち・が・い・ま・す! 修也さんまで何を言っちゃってるんですか!」

修也がからかい、ウサ耳を逆立てて黒ウサギが怒鳴る

「まあよい。話があるなら店内で聞こう」

和装ロリこと白夜叉に連れられ、黒ウサギご一行様は店内に入った

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「さてと、改めて私は4桁の外門、3345外門に本拠を構える“サウザンドアイズ”幹部の白夜叉だ。この黒ウサギとは少々縁があってな。コミュニティが崩壊してからもちょくちょく手を貸してやっている器の大きな
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