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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第3話 ご対面ですよ?
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に言葉を失うジンと飛鳥
「あれ?さっきあなた修也とも言ったわよね。もしかして修也も猫と話せるの?」
「まあ、話せるけど?」
「どんな動物と話したことがあるの?」
「それ、私も気になる。修也が向こうでどんな動物達と友達だったのか」
飛鳥と耀に言われ若干渋りながらも修也は言う
「ああ、たとえば鷲、虎、獅子…とまあ色々だな」
「その動物達は動物園にいたの?」
「動物園…?は知らないけど全部野生だ」
「そう……春日部さんと修也くんは素敵な力があるのね。羨ましいわ」
感心された耀は困ったように頭を掻き修也は無反応だ。対照的に飛鳥は憂鬱そうな声と表情で呟いた。
その様子は、出会って数時間の耀にも、飛鳥の表情はらしくないと思わせるものだった。
「久遠さんは」
「飛鳥でいいわ。よろしくね、春日部さん」
「う、うん。飛鳥はどんな力を持っているの?」
「私? 私の力は……まあ、酷いものよ」
飛鳥が口を開こうとした時、ドンと大きな音がした
「おやぁ? 誰かと思えば東区画の最底辺コミュニティ“名無しの権兵衛”のリーダー、ジン君じゃないですか」
不躾な声が分けいった。
みれば、二メートルを超える大柄な体を窮屈そうにタキシードで包んだ変な男がいた。
「…ガルド」
ジンは大柄な男性を睨みつけ、呟く
「あなたの同席を認めた覚えはありませんよ。ガルド=ガスパー」
「黙れ、この名無しめ。聞けば新しい人材を呼び寄せたらしいじゃないか。コミュニティの誇りである名と旗印を奪われてよくも未練がましくコミュニティを存続させるなどできたものだ。そう思わないかい、そこな紳士とお嬢様方?」
ガルドと呼ばれた巨体の男は3人を見下ろす
あまりにも失礼な態度に3人は冷ややかな態度で返す。
「失礼ですけど、同席を求めるならばまず氏名を名乗った後に一言添えるのが礼儀ではないかしら?」
「おっと、これは失礼しました。私は箱庭上層に陣取るコミュニティ『666の獣』の傘下である「烏合の衆の」コミュニティのリーダーをしている、って待てやゴラァ! 誰が烏合の衆だ小僧ぉ! 俺のコミュニティは『フォレス・ガロ』だ!」
「へえ、においが獣だな。ところでジン、今ガルドさんが指摘した私達のコミュニティが置かれてる状況……とやらを説明してもらえるか?」
「そ、それは……」
ジンが言葉につまる。修也はジンの動揺を見逃さず、畳み掛けるように話しかける。
「お前は自分のことをコミュニティのリーダーだと名乗った。なら、黒ウサギと同様に新たな同士として呼び出した俺達にコミュニティというのはどういうものなのかを説明する必要がある。違うか?」
追求する声はナイフのように冷や
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