第二十六話 暗黒の皇帝
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ぞれバスターキャノンを放っている。
誰もが総攻撃を放ってだ。エネルギーも弾薬もかなり消耗していた。
だがそれだけのものはあった。二時間程度戦うとだ。バルマー軍も次第にその数を減らしてきていた。
それを見てだ。ダバは言った。
「よし」
「ダバ、どうするの?」
「ヘルモーズを狙う」
見れば一隻射程に入っていた。
「バスターランチャーなら」
「そうね、いけるわね」
「一撃で決める」
こう言ってであった。狙いを定めてだ。構えて撃った。
それが貫きだ。ヘルモーズは動きを止めた。
「やったか!?」
「いや、まだだ」
撃ったダバがキャオに対して言った。
「まだ撃沈していない」
「まだだってのかよ」
「そうだ、大破しただけだ」
それだけだというのだ。
「それだけだ」
「そうなのかよ」
「そうだ、まだ撃つ」
こう言って再び構えようとする。しかしだった。
そのヘルモーズは姿を消した。撤退であった。
「撤退!?」
「間違いない」
ダバが驚くエリスに対して答えた。
「ここでは撤退するか」
「ズフィルードは出さないの?」
「ああ、それちょっとないだろ」
キャオがまた言ってきた。
「今敵のラスボスが出てきてるってのによ」
「どういうことだ?」
ギャブレーもそれがわからなかった。
「敵の総司令官が出てだ。決戦ではないのか」
「それはわからないがだ」
レッシィは冷静に述べてきた。
「けれどね」
「けれど?どうしたのよ」
「ここでズフィルードが出ないのはいいことだね」
割り切っての言葉だった。
「それはね」
「そうだな」
「ええ、確かにね」
アムは彼女の言葉に素直に頷いていた。
「そのこと自体はね」
「ならそれに乗らせてもらう」
また言うレッシィだった。
「ここはだ」
「そうだな。じゃあここはヘルモーズを撤退させていこう」
ダバが頷いてだった。
そのうえでロンド=ベルはヘルモーズを狙っていく。そうしてだ。
七隻のヘルモーズが全ていなくなった。後はだ。
「数もかなり減ったし」
「後はあいつか」
ズールを見ての言葉だ。
「あいつを倒して」
「それで」
「マーグ様」
ロゼがマーグに言ってきた。
「私がまず引き付けます」
「ゼーロンでか」
「はい、その間に」
「そうだな」
ここでケンジも出て来た。
「コスモクラッシャーもいる。これで引き付けて」
「タケル、御前はだ」
「その間に頼むな」
ナオトとアキラも言ってきた。
「それであいつを倒せ」
「いいな、それで」
「そうだね、僕達五人だし」
「やれるわ」
ナミダとミカもそれに賛成した。そうしてだった。
まずゼーロンとコスモクラッシャーが動いてであった。そ
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