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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第二十一話 守護神の巫女
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ルはバルマーにおいて所謂地方政権としてかなり悪辣な所業を行っています」
「そのズールとハザルの利害が一致した?」
「それでなのかしら」
 皆ロゼの話を聞いて述べた。
「それで協力している?」
「そうなのかしら」
「おそらくは」
 こう話すロゼだった。
「ハザルもまた中央政権において地方の指示が欲しいようですし」
「そしてズールはより一層の権限の強化を望んで」
「その為にハザルと組んだ」
「そういうことなのね」
「おそらくは」
 こう述べるロゼだった。
「ですから今度の戦いはです」
「半分バルマーとの総力戦か」
「二個方面軍が相手か」
「まずいわね」
 皆その顔が険しくなる。
「一個方面軍でも苦労したのに」
「それが二個となると」
「大丈夫かしら」
「向こうの敵が我々だけだったらわからないだろうな」
 今言ったのはイルムである。
「若しそうだったらな」
「ああ、そうか」
「そうですよね」
 皆その言葉に頷いた。
「バルマーも敵は私達だけじゃない」
「宇宙怪獣もいればプロトデビルンもいる」
「それにゼントラーディやメルトランディも」
 彼等の敵も多いのである。
「そうか、じゃあ向こうのあいてもしないといけないから」
「それならこっちに全戦力を向けてくることはない」
「それなら」
「そういうことさ。敵もそこが泣きどころだからな」
「よし、それならだ」
 リンも言ってきた。
「我々はまずは進んでだな」
「バルマーがあちこちの敵の相手をしている間に倒すって訳さ」
 イルムの今度の言葉は軽いものだった。
「そういうことで行こうぜ」
「よし、それなら」
「行くか」
 こうして彼等の方針が決まった。ロンド=ベルはギシン家の勢力圏に入った。そこはタケルにとってもマーグにとっても運命の戦いであった。


第二十一話   完


                      2010・4・21
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