第十八話 発動する力、無限
[6/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「ドラグーンかよ」
「御前はそれも使っているな」
「使わなくて何なんだよ」
「だからだ。そんなマシンを使っていて言うな」
カガリは口を尖らせて言う。
「私も欲しいのだからな、ドラグーンは」
「使うと楽しいぜ」
「だからだ」
カガリの本音が出た。
「私も使いたいのだ」
「じゃあ付ければいいだろうがよ」
シンはこう彼女に返した。
「御前のストライクルージュにもな」
「それができたら苦労はしない!」
本音がさらに出た。
「御前は何かというと派手な機体で暴れるな!私も暴れたいのだ!」
「っていうかカガリ様も」
「そうよね」
「いつも前線に出られるし」
ここでアサギ、マユラ、ジュリが言う。
「ユウナさんが幾ら止めても前に出られて」
「ダメージ受けても下がらないし」
「派手に暴れてるけれど」
「より暴れたいのだ」
さらに本音を言う。
「私としてはな」
「私達の苦労考えて下さい」
「カガリ様に何かあればですね」
「オーブの国家元首なのに」
「まあこいつはな」
三人とは正反対にシンの言葉は冷たい。
「幾ら攻撃受けても死なないからな」
「それは何故だ?」
「馬鹿は死なない」
こう言うのであった。
「死んでもなおらないしな」
「貴様!また言うか!」
そしていつもの喧嘩がはじまった。
「ここでまず貴様を殺す!」
「やってみやがれ!容赦はしねえからな!」
「ああ、待ちなさい」
ルナマリアが呆れながらその二人の仲裁に入る。
「いつものことだけれど」
「本当にね」
「カガリ様もシン君も進歩がないんだから」
「毎度毎度のことだけれど」
アサギにマユラ、ジュリも呆れながら仲裁に入る。
「今戦闘中ですよ」
「言い合いながらも両方攻撃はしてますけれど」
「もっと集中して下さい」
「くっ、命拾いしたな」
「そっちこそな」
二人の言い合いは続く。
「だがこの戦いの後はだ」
「おう、決着をつけてやるからな」
「いつもその時になったら忘れてるじゃない」
ルナマリアはきつい突込みをその二人に入れた。
「全く。とにかく今は何とか敵を倒さないとね」
「そうだな。だが」
「だが?」
「俺達には目もくれないか」
レイはプロヴィデンスレジェンドのドラグーンを放ちながら言った。そのドラグーンはそれぞれ敵機の後ろに回り込んでだ。そのうえで撃っていた。
「あくまでイデオンだけを狙っているな」
「楽といえば楽な展開だけれどね」
ジャックはその状況をこう述べた。
「ただ。イデオンもそこまで攻撃を受けたら」
「ええ、そうね」
「限界があります」
エルフィとフィリスはそれを危惧していた。
「撃墜されることもね」
「有り得ます」
「すぐにイデオンの援護に
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ