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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第十七話 シャピロの思惑
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してそのうえで、である。連合軍の指揮官であるグルルが指示を出したのである。
「よいか、ここはだ」
「はい」
「どうされますか?」
「機雷を撒布せよ」
そうしろというのである。
「機雷をだ。いいな」
「機雷をですか」
「ここで」
「そうだ、機雷をだ」
また言う彼だった。
「機雷を撒いてそのうえで向かう。いいな」
「わかりました。それでは」
「今から」
こうして両軍は機雷を撒いてだ。そのうえ戦いに向かう。彼等は前方をそれで凌いでだ。それぞれ左右に展開する。だがここでだった。
「いいか、諸君」
「はい」
「まずはですね」
「どちらかを叩く」
そうするというのだった。それからすぐにだった。
右側に軍を向けそのうえで集中攻撃を浴びせる。それからだった。
彼等はすぐに全軍で向かいだ。その右側から来た敵を一気に叩いた。だがその間にだ。
グルルはそれを見てだ。また話した。
「左側の軍勢は回り込め」
「それで挟み撃ちですね」
「今は」
「右側の軍で敵を防ぎ」
グルルは言う。
「その間に挟み撃ちだ。いいな」
「よし、それなら」
「このままですね」
「挟み撃ちで潰す」
また言う。こうしてそのまま左側の軍を機雷源を迂回する形で回り込んでだ。ロンド=ベルを挟み撃ちにしようとする。しかしであった。
「後ろから来ています!」
「迂回してきています!」
「よし、予想通りだな」
シナプスはそれを聞いて述べた。
「ここはだ」
「我々もですね」
「機雷を」
「そうだ、そうする」
シナプスはパサロフとジャクリーンの問いに対して答えた。
「そのうえでだ。いいな」
「左側の敵を防いで」
「そのうえで」
「右側の敵を集中的に叩く」
これが彼等の戦術だった。
「わかったな」
「はい、敵がすることをこちらもする」
「そういうことですね」
「何も彼等だけがすることではない」
シナプスは落ち着いた声で述べた。
「我々もできるのだからな」
「けれど艦長」
ここで言ってきたのはモンシアだった。
「敵は機雷にそうそうかかったりしないぜ」
「そうだろうな」
シナプスもそれはわかっていたことだった。冷静に見ていた。
「それはな」
「それでもなんですね」
「そうだ、足止めだ」
あくまでそれだというのだ。
「足止めをしてそのうえでだ」
「右側の敵に集中して戦う」
「そうすると」
「そうだ、いいな」
また言うシナプスだった。
「まずは彼等だ」
「はい、わかりました」
「それで」
こうしてだった。彼等はまた進んでだ。右側の敵に集中攻撃を浴びせだした。
「受けろ!」
バニングが一気に攻撃を仕掛ける。ライフルを連射する。
それにより連合軍の敵が次々と崩れる。しかしだった。
「くそっ!」

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