第十六話 総力戦
[5/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ーが話をした次の日だった。レーダーに反応があった。
「出たか」
「今度はどの勢力だ?」
「ムゲ帝国です」
そこだというのだ。
「その勢力です」
「げっ、またあそこか」
「っていうとまた」
「あの精神攻撃!?」
「いや、それは違うな」
だがここでアランが言う。
「ムゲ帝国との地球での戦いを思い出すとだ」
「あの戦い?」
「その時?」
「そう、その時のことだ」
アランはそこから検証して話していた。
「ギルドローム、ヘルマット、それにデスガイヤーの三人の将軍がいたな」
「シャピロの野郎もな」
忍は彼の名前を出して忌々しげな顔を作る。
「あいつもいやがったな」
「何か今は見ないけれどね」
沙羅も言う。
「とりあえずはね」
「それでその三人の将軍だったね」
雅人は話を将軍達に戻してきた。
「そして最初に出たのはギルドロームで」
「では次は後の二人か」
亮も見ている。
「ヘルマットかデスガイヤーか」
「どちらかが出て来る」
また言うアランだった。
「デスガイヤーは正攻法でヘルマットは物量戦だったな」
「どっちが来る?」
「それなら」
「数は?」
ミサトはマヤに対して問うていた。
「どれだけ?」
「かなりですね」
これがほぼ答えだった。
「十万を超えています」
「十万!?」
「それ以上ってことは」
「ヘルマットだな」
アランがまた言う。
「奴か」
「数で来るならやり方がある」
それを聞いて静かに言うベスだった。
「総員出撃だな」
「よし、それなら」
「これから」
こうしてだった。まずは総員出撃した。するともうムゲ帝国軍は来ていた。
「さて、それではだ」
「はい、閣下」
「このままですね」
「そうだ。攻める」
まさにそうするというのだ。
「いいな、それではだ」
「はい、それでは」
「攻めましょう」
こうして彼等はその圧倒的な数で攻めにかかった。ロンド=ベルは既に戦闘態勢に入っている。防御陣形を組んでいるのだった。
「よし、来やがったな」
「そうですね、リョーコさん」
「来た」
リョーコに対してヒカルとイズミが言う。
「それじゃあ早速」
「迎撃する」
「よし、突撃だ!」
だがここでダイゴウジが叫ぶ。
「一気に行くぞ!」
「おい旦那」
その彼にすかさずサブロウタが突っ込みを入れる。
「それはないだろ」
「何でだ?」
「俺達は守りを固めてるんだぜ」
それを言うのだった。
「とにかくな。今はな」
「突撃は駄目か?」
「守るのにそれはないだろ」
サブロウタは正論を話していた。
「突撃してもな」
「そういえばそうか」
「そうだよ。まあ落ち着けよ」
「それに僕達は」
ジュンもここで言う。
「あれじゃないですか。ナデシコの近
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ