After days
summer
Blue ocean
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…」
刹那、SAO元最強ソロプレイヤーはビキッ、と思考が硬直する音を確かに聞いた。
掠れた声で返事をし、明日奈に視線を向ける。
女子高校生の平均より一回りほど豊満であろう胸部は淡い水色の水着。くびれた腰の下、下半身はベージュのミニパンツ。いわゆるセパレート型水着の亜種、と言った所だろうか。
「じゃあ、いくぞ……」
「お、お願いします……」
手に垂らしたひんやり冷たい日焼け止めを自分の体温で温め、明日奈のその白磁のようにしろい肌に丁寧に塗っていく。
いつしか、2人にはお互いの存在以外は意識しなくなって行った……。
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Side螢
その一部始終を物陰から1人はムッスリと、もう1人は満足げに眺めていた。
多少予定外のハプニングはあったものの、作戦は大方上手く行った。
「お疲れさん」
「あ〜。もう、あんなに触っちゃって!ムキ〜!!」
ちなみに作戦シナリオは螢。役者は明日奈以外の女性陣、及び男性陣だ。
つまり、2人だけにさせるために螢が計らった作戦なのだが、代償として頭部の外的原因の頭痛をこしらえたのは少し予定外だった。
「……塗ってやろうか?」
「警察に突き出されたい?」
「冗談……」
据わった目で睨まれ、手をブンブン振って弁明する。
「はぁ……」
里香が2人から目を逸らし、立ち上がる。
「行くわよ」
「何処に」
「海に決まってんでしょ」
「パーカーのままでか?」
「替えぐらい有るわよ」
にべもない。付いてきなさいという無言の命令に螢は大人しく従う事にした。
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その夜。
浜でバーベキューをすることになり、泊まるホテルの備品を借りて再び夜の海へやって来た。
昼とはまた雰囲気が違う静かな波の音を聴きながら買い込んだ肉や野菜を頬張る。
「蓮兄、食ってばかりじゃなくて焼いてくれ……」
「俺食べ専。お前焼き専。これすなわち必然」
「…………」
熱した金属箸を無言で眉間に突き刺し、蓮が悲鳴をあげている間に肉を焼き、食べる。
「上手いな」
食材はあらかじめホテルに頼んでおいたものだが、向こうなりに気配りしたと見えて保存状態は良い。新鮮な味がする野菜と共に食べる肉は実に美味しかった。
昼の一件で更に睦まじさが増し
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