暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第二話 箱庭ですよ?
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

それに対し飛鳥は立ち上がり

「ちょっと待ちなさいよ!私達は一言も」

「自信が無いのでしたら…断ってくださっても結構ですよ」

「随分と楽しい挑発してくれんじゃねえか」

十六夜の言葉に何故か黒ウサギはギギギと音を立てながら返事を返す

「お気にめ「ルールは」はい?」

「ルールは?と訊いている」

黒ウサギの言葉に割り込みをかけたのは修也だ
修也は心底面白そうなものを見るような目で黒ウサギを見ている
その目を見た黒ウサギはパアァと顔を輝かせて言う

「はい!ゲームにはこのトランプを使います」

そう言ってカードをテーブルの上に広げる

「この52枚のカードの中から絵札を選んでください。ただし!チャンスは1回、1人1回までとさせて いただきます」

「方法はどんな事をしてもいいの?」

飛鳥が黒ウサギに訊く

「ルールに抵触しなければ。ウサギの目と耳は箱庭の中枢と繋がっているので、ルール違反はムリです よ」

「へえ、この耳がねえ」

「フギャ!」

いつの間にか黒ウサギの背後に回っていた修也が黒ウサギの耳を引っ張る

「なっ何ををするのです!」

「いや、どんな仕組みかが気になって。それよりチップは?」

「うう、今回皆様は箱庭に来たばかりですのでチップは免除します。しいて言えばあなた達のプライド を賭けるというところでしょうか」

「私たちが勝った場合は」

耀が黒ウサギに質問する

「そうですね…その場合は何でも1つだけ、あなた達の言うことを訊きましょう」

「ほう、なんでもか」

十六夜の視線が発育のいい黒ウサギの胸に行く

「で、でも性的なことはダメですよ」

飛鳥、修也、耀の3人の冷めた視線が十六夜に集中する

「冗談だよ。で、どうする?」

「どうもこうも」

「うん、やろっか」

「ニャアーー」

「よし、やろう」

4人全員が参加を承諾する

「ゲーム成立です!」

キイイン

黒ウサギが言うと1枚の羊皮紙が落ちてくる

「それは?」

「ギアスロールです。いわば、ゲームに関する契約の書」


ギフトゲーム名:スカウティング

プレイヤー一覧: 逆廻 十六夜
         久遠 飛鳥
        春日部 耀
         源 修也

プレイヤー側の勝利条件: カードの中から絵札のカードを選ぶ

クリア方法: 選べるカードは 
       プレイヤーにつき一枚のみ

敗北条件: 降参かプレイヤーが上記の条件を満たせなくなった場合。 

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗と、
   ホストマスターの名の下
   ギフトゲームを開催します
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ