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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSURV其は天壌を焼き払いし煉獄を顕現せし者〜BurnhellD~
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†††Sideルシリオン†††
「待たせて、すまなかった」
アムルの南出口に待機していたグラオベン・オルデンのみんなに声を掛ける。
アンナとターニャに別れを言ったんだろう。ヴィータとシャマルとシュリエルは目に見えてしょんぼりしているし、シグナムとザフィーラもハッキリと顔には出ていないが寂しそうだ。この中で唯一これからもエリーゼ達と生きるアギトとアイリは、私たちとの別れが徐々に、そして確実に近づいて来ている事に今にも泣きそうだ。
「シグナムとヴィータにはコレを渡しておく。我が手に携えしは確かなる幻想」
神秘満載の魔力を充填したカートリッジが30発ずつ収められた箱を渡しておく。ソレについて「対エグリゴリ戦で必要なものだ。攻防・補助をする時は必ずそのカートリッジをロードしてくれ」と厳重に伝えておく。2人は「はい」「おう」とそれぞれ首肯してくれた。「それとコレも一緒に」とシグナムやヴィータだけでなく全員の腕を取って、黄金で出来た腕輪をはめていく。
「オーディンさん、コレは――って・・え?」
シャマルが腕輪から私へと視線を移した瞬間に目を大きく見開いた。シャマル達だけでなく、沈んでいたアギト達ですら私を見て目を丸くしている。しかし今は生死に関わる真剣な話をしている最中だ。気に留めずに話を続ける。
「銘はドラウプニル。シグナムとヴィータに渡したカートリッジと同じ効果を得られる。ソレを装備している限り、君たちの魔導は全てエグリゴリに通用することになる」
神造兵装・“黄金の滴ドラウプニル”。装備者の魔力に神器の有する神秘を付加させ、尚且つ装備者の魔力を底上げする効果を持つ。これで全員の魔導は、私や“堕天使エグリゴリ”が扱う魔道と化し、連中とまともに戦えるはずだ。それはつまり致死率を大幅に下げる事になるわけだが、それでも死なないかもしれない、というレベルに過ぎない。
「マイスター・・・?」
「ん? どうしたアイリ・・・?」
「マイスターの髪、短くなってるんだけど」
ああ、目を丸くして私を見ていた理由はそれか。シグナムとザフィーラを除くみんながコクコクと頷いていた。髪を短くした理由、か。その理由をみんなに話す・・・前に、とりあえずクテシフォン砂漠へと向かわなければ。
約束の時間である午前3時を過ぎた場合、“エグリゴリ”がどういう行動を取るか判らない。無差別攻撃なんてことになる可能性もある。それだけは避けなければ。みんなにその事を告げ、すぐさまアムルから飛び立つことに。
「さようなら。・・・いってきます」
剣翼アンピエルを発動し空へと上がる最中に、アムルに最後の挨拶をする。私に続いて空に上がってきたシグナム達も「いってきます」と別れを済ましていく。そして私たちグラオベン・オルデンは1年と少しの
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