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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第十四話 果てに待つ者
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            第十四話 果てに待つ者
      ロンド=ベルは宇宙海獣達との戦いから三日後。また敵襲を受けた。
「今度は!?」
「一体どの勢力だ!?」
「何処のどいつが」
「バッフ=クランだ」
ベスが言う。
「あの連中だ」
「ちっ、またか」
コスモが彼等の名前を聞いて舌打ちする。
「あいつ等かよ」
「コスモ」
「ああ、わかってるさ」
しかしカーチャにはこう返した。
「すぐに出よう」
「ええ、すぐにね」
「出撃だな、ベス」
「勿論だ」
返答はもう決まっていた。
「さもないとやられるのは俺達の方だ」
「だからね。出ましょう」
「しかし」
ここで言ったのはレイヴンだった。
「バッフ=クランの数もかなりだな」
「そうですよね。これじゃあ本当に」
「宇宙怪獣と変わらないです」
テセラとチュルクもそれに頷く。
「とにかく数で来ますし」
「一機一機の性能も高いですし」
「それにだ」
レイヴンはさらに言う。
「その戦力を支えるものもあるな」
「後方ですね」
今言ったのはクッキーである。
「それですね」
「そうだ。それもかなりのものだな」
「となると」
ここでシンルーが考える顔になる。
「バッフ=クランの戦力はこの銀河とは別の銀河から来ている」
「えっ、隊長それって」
それを聞いたアレックスが唖然とした顔になる。
「あの連中はその銀河を丸々自分達の勢力としているんですか!?」
「そう考える方が妥当だ」
シンルーの言葉は真剣であった。
「この銀河にあそこまでの戦力を擁する勢力はもうない筈だ」
「確かに」
「そう言われると」
「流石にもう」
ジュゼにイワン、ハンスもここで頷いた。
「バルマーやゾヴォーク、そして人類の他には」
「今ゼントラーディとメルトランディはそのほぼ全てが人類と和解しています」
エキセドルは彼等について述べる。
「ですから。プロトデビルンの他には」
「もうない」
「じゃあやっぱりあのバッフ=クランは」
「他の銀河から来たな」
また言うシンルーだった。
「この世界の宇宙のことはよくわからないが」
「その通りだ」
ヴィレッタがここで言ってきた。
「この銀河にはあの勢力は最初存在していなかった」
「じゃあつまり」
「あの連中は」
「そうだ。おそらくバルマーとの戦闘に入る」
このことも言うのだった。
「これからより混乱していく」
「そうなるのか」
「これからは」
「そうだ。気をつけろ」
また言うヴィレッタだった。
「ここに出て来た戦力もほんの一部だからな」
「俺達はそんな戦力を相手にしているのか」
コスモの顔がここで歪んだ。
「ならだ。余計にだ」
「戦うっていうのね」
「当たり前だ」
こうノリコの問いにも
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