第十二話 この手で守りたくて
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がやって来た。
「あっ、ランカさん」
「ナナセちゃん」
二人は笑顔でやり取りをしていた。
「今日はお客様ですか」
「うん、そうなの」
まさにその通りだというのだった。
「鮪饅頭御願いできるかしら」
「はい、わかりました」
「バイト仲間だな」
「貴方は確か」
そのナナセという少女もアルトに言ってきた。
「ロンド=ベルの」
「ああ」
「松浦ナナセです」
一礼してから彼に言ってきたのだった。
「宜しく御願いします」
「ああ、こちらこそな」
「それで何を御注文ですか?」
早速アルトに尋ねてきたのだった。
「何にされますか?」
「まずはその鮪饅頭を貰おうか」
アルトはまずは勧めに従った。
「後は」
「後は」
「麺類だな。海鮮麺だ」
「それですか」
「それと五目炒飯にそれと」
アルトの注文は続く。
「海老餃子に蟹焼売。それと豚バラだな」
「それですね」
「後は青梗菜もくれ」
「デザートは」
「杏仁豆腐。どれも二人分だ」
「わかりました」
こうして注文して二人で心おきなく食べた。それからだった。
店を出てそれから二人で歩く。ランカは明るく笑っている。
そうして歩きながらだ。アルトはそのランカに対して言ってきた。
「おい」
「どうしたんですか?」
「御前今は学生だな」
こう問うてきたのだ。
「そうだよな」
「はい、そうですけれど」
「そうか。確かシェリル=ノームもだったな」
「今私の学校にいますよ」
彼もそうだというのだった。
「ギャラクシーから留学みたいな形で」
「そうなのか」
「確かロンド=ベルの皆さんもそうなるんじゃ」
「そうなのか?」
「そうですよ。確か」
こう話すのであった。
「皆さん」
「何か話が急に決まったな」
「確かロンド=ベルの皆さんって」
さらに話す彼だった。
「今はマクロス7のシティにあるスクールに通っておられますよね」
「そうだけれどな」
「それでフロンティアに来られましたから」
こう話すのであった。
「フロンティアの学校に編入されるんですよ」
「話はわかった」
それでいいというのであった。
「ただ」
「ただ?」
「本格的にフロンティアに入るんだな」
アルトが思うのはこのことだった。
「それはまたな」
「だからアルトさんとは学校でも一緒ですよ」
「ああ」
「それにシェリルさんとも」
「あいつともか」
「あっ、見つけたわよ」
そしてここで三人目が出て来た。何とシェリルであった。
「早乙女アルト、いたわね」
「なっ、シェリル=ノーム」
「シェリルさん!?」
「遂に見つけたわよ」
こう言うのであった。
「今まで何処にいたのよ」
「俺を探していたのか」
「そうよ。いいわね」
「いい!?何がだ」
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