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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第十一話 クロス=エンカウンター
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い!」
「それなら!」
こうして全員すぐにコンサート会場を後にする。そうしてであった。
コンサートも中止になった。皆慌しく避難する。それはシェリル達もであった。
「シェリル、こっちよ」
「ええ」
紫の髪の眼鏡の美女の先導を受けていた。
「早くね」
「わかったわ」
こうして彼女も避難に向かう。キャスリンがここで二人に声をかけてきた。
「シェリル=ノームさんとグレイス=オコナーさんは」
「ええ」
「何処に避難すればいいのですか?」
「こちらへ」
こう言ってシェルターにまで案内するのだった。
「急いで下さい」
「スサノオ達がいるわよね」
シェリルは不意にこの名前を出してきた。
「確かここには」
「そうよ。フロンティアを守っているのはスサノオ達十二体のマシンよ」
こうシェリルに話すグレースだった。
「丁度ギャラクシーのボトムズと同じね」
「ボトムズね」
ここでシェリルの表情がふと動いた。
「あの人は元気なのかしら」
「キリコ=キューピーね。あの人なら大丈夫よ」
グレースも彼に関してはこう言うのだった。
「何があってもね」
「そうね。スコープドッグ隊も健在だし」
「彼等がいるから」
「ギャラクシーは心配いらないわね」
「どの船団も護りには注意しているわ」
そうしなくてはならないのである。
「生き残る為にね」
「生き残る為になのね」
「皆必死よ」
まさにそうなのだという。
「だからね。わかるわね」
「ええ、そしてそれは」
「ロンド=ベルも同じよ」
ここでグレースは思わせぶりな笑みを浮かべた。
「あの人達もね」
「そうなの。あれだけ強いのに」
「幾ら強くても生き残るのには力を尽くさないと駄目なのよ」
そうなのだというのである。
「誰でもね」
「そしてそれは私もなのね」
「貴女は別に」
「皆私を運がいいって言うわ」
だがここでシェリルは強い顔と声で言うのだった。
「けれどそれに見合う努力はしてきたつもりよ」
「だからだというのね」
「そうよ。私も生き残る為によ」
それを言うのである。
「必死に力を尽くしているつもりよ」
「そうね」
納得した微笑みになって頷くグレースだった。
「じゃあ。これからもね」
「そうするわ。それじゃあね」
「ええ。それじゃあ」
グレースはまた言ってきた。
「行きましょう」
「シェルターに、なのね」
「貴女は歌うことが仕事よ」
要するに軍人ではないというのだ。
「だからね。今はね」
「わかったわ」
こうして彼女達は今は安全な場所に向かう。もう敵はフロンティアの中に入っていた。
「ちっ、早い!」
「しかもこの敵は」
「一体」
「バジュラです」
レオンが迎撃するロンド=ベルの面々に言ってきた。
「彼等はバジュラと
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