第十一話 クロス=エンカウンター
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シェリル=ノームの曲は」
「それにステージ衣装も」
「かなり派手だし」
「確かに凄いわね」
ミレームもここで言う。
「私から見てもね」
「先輩以上」
「そういうことになるよな」
「ええ、凄いわ」
また言うミレーヌだった。
「あれはね。負けるかも」
「何かこのコンサートって」
「そうだよな」
「かなり凄いよね」
「技術の発展もあって」
そんな話をしているうちにだ。
アルト達が空にハートマークを描く。憎い演出だった。
「おっ!?」
「これはまた」
「かなり見事」
「そうよね」
皆から見てもそうだった。
「こんな演出も出来るの」
「アルト達も」
「これまた意外っていうか」
「そうよね」
こう話してであった。コンサートを楽しみ続ける。不意にシェリルがこけかけるとであった。
「危ない!」
アルトが咄嗟に飛んできた。そしでアルトが出て来たすぐに抱えた。そして所謂お姫様抱っこで空を飛んでみせたのだった。
「危ないところだったな」
「貴女は?」
シェリルも最初はこう思った。
「奇麗な顔をしているね」
「奇麗!?」
「ええ、お姫様みたいね」
「俺は男だ」
むっとした顔で返したアルトだった。
「それは言っておくぞ」
「えっ、そういえば」
言われてそれに気付いたシェリルだった。
「貴方確かに」
「そうだ、俺は男だ」
また言うアルトだった。
「これでわかったな」
「そうだったの」
「下ろすぞ」
また言ってきたアルトだった。
「いいな」
「ええ。ところで」
そのアルトに対して問うシェリルだった。
「貴方の名前は?」
「俺の名前か」
「そうよ。よかったら教えてくれないかしら」
飛びながらの問いだった。
「貴方の名前をね」
「アルトだ」
まずは名前から名乗るのだった。
「早乙女アルトだ」
「そう、早乙女アルトっていうの」
「そうだ」
「わかったわ。覚えておくわ」
シェリルは楽しそうに応えて述べた。丁度歌と歌の間なので話をすることができたのである。これは二人にとっては幸いであった。
「アルトね」
「ああ」
こう話をしただけであった。しかしそれがはじまりになるのだった。
コンサートは暫く続いた。だがここで。
「!?」
「警報!?」
「まさか!」
ここでいきなりロンド=ベルの面々の携帯に一斉に警報が鳴り響いたのだった。
「はい!」
「宇宙怪獣ですか!?」
「それともプロトデビルンですか!?」
「まだよくわからん、しかしだ」
大文字の声だった。一同に告げていた。
「もうすぐそこまで迫って来ている!」
「えっ!?もうですか!?」
「何時の間に!?」
「詳しい話は後だ。すぐに戻ってくれ」
また言う彼だった。
「いいな、すぐにだ!」
「は、は
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