第十話 四つ巴の中で
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」
「大尉!」
ガムリンが金竜に叫ぶ。
「あれを見て下さい!」
「!あれは!!」
「バ・・・・・・サ・・・・・・ラ・・・・・・」
シビルだった。何時の間にか彼女もいた。
「何故あの女が」
「くそっ!」
そしてギギルもいた
「あのアニマスピリチアのおかげでシビルが目覚めたのはいいが」
彼はそれはよしとしていた。
「今度は俺の調子がおかしくなっちまったじゃねえかよ!」
「見つけたぞ!」
そこにガビルも来た。
「発見美!」
「ガビルか!」
「ギギル、シビル、喜ぶがいい!」
その二人への言葉だった。
「貴様達はこのガビルが消滅の美に包んでやる!」
「何だと!?」
「私の美を受けるのだ!」
言いながら攻撃を浴びせてきた。
「ぐわっ!」
「どうだ、この美は!」
「くっ・・・・・・」
ギギルは何とか攻撃に耐えてだ。そのうえでそのガビルに問うのだった。
「ガビル、どうしてだ」
「どうしてだと!?」
「どうしてシビルを狙いやがる!」
彼が問うのはこのことだった。
「それは何故だ!」
「ゲペルニッチ様の御命令だ!」
「何っ!?」
「わかったなら死ぬのだ。抹殺美!」
こう言ってまた攻撃を浴びせる。ギギルはその中でまた言うのだった。
「何故だ、何故・・・・・・」
「させるかよ!」
何とここでだ。バサラがシビルの方に向かう。
「お、おい!」
「また何するってんだ!」
「どんな無茶をする気だ!」
「バサラ、何する気なの!?」
ミレーヌも彼に問う。
「今度は」
「シビルを助けに行く!」
そうするというのである。
「今からな!」
「えっ、シビルって」
またしても唖然となるミレーヌだった。
「あのプロトデビルンの女の子!?」
「シビルはな!」
そしてバサラはまた叫ぶ。
「俺に銀河を見せてくれた!」
「バサラ・・・・・・」
そのシビルがバサラを呼んでいた。
「それならだ!俺もだ!」
「あの野郎・・・・・・」
ギギルも攻撃を受けながらそのバサラを見て呟く。
「本気か」
「ふふふ、消えていけシビル」
だがその間にもガビルの攻撃は続いていた。
「消滅美!」
「シビルーーーーーーーーーッ!!」
だがここで。
「!!」
「何っ!?」
「光が!」
バサラとギギルはシビルが光の球体に包まれたのを見て声をあげた。
「何だこりゃ・・・・・・」
「馬鹿な・・・・・・」
ガビルもまた言う。
「あいつはまだ目覚めてはいない筈だ」
「シビル、御前・・・・・・」
バサラもその彼女を見て動きを止めていた。
「何だってんだ!?」
「おい、バサラ!」
ここでギギルがバサラに声をかけてきた。
「俺はな!」
「何だってんだ!?」
「シビルの為ならどうなってもいいんだ!」
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