暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第十話 四つ巴の中で  
[3/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
たまるか!」
「今のうちにだ」
サコンもサコンで動いていた。
「脱出ルートを出しておく」
「ああ、頼んだぞ」
「それはね」
皆彼にも言う。戦いは熾烈なものだった。
敵はまさに尽きずに次々に来る。その数は。
「ガルラ帝国の時みたいだな」
「ああ」
「そうね」
「百倍ってとこか?」
「三百倍はいるけれど」
三つの勢力はどれもそれだけの力を注ぎ込んできたのだ。
「よくもまあこんなに」
「特にバッフ=クラン」
一番数が多いのは彼等だった。
「何処にこれだけの戦力があるのか」
「信じられないわね」
「まさか」
ここでベスは言った。
「連中もまた銀河単位の勢力なのか?」
「有り得るな」
頷いたのはモエラだった。
「それもな」
「そうだな。確かにな」
「今は耐えるしかないにしてもな」
「それだけの戦力があるのはわかっておくべきだな」
「ああ」
「これからの為にな」
こう話してであった。今はその数に耐えていた。しかしその中で。
ライディーンがグラビルを撃墜した時だった。
「!?」
「こいつ」
「ゴガアアアアアッ!」
絶叫してだ。そのうえでライディーンに襲い掛かって来たのだ。
そしてそのやけっぱちの攻撃を受けてだ。ライディーンは海に落ちてしまった。
「洸!」
「まずい!」
「ライディーンが!」
その彼を助けようとブルーガーが向かう。その中で。
「うう・・・・・・」
洸は闇の中にいた。彼はその中で思った。
「俺は・・・・・・死んだのか」
「いいえ」
だがそれは。誰かの声によって否定されたのだった。
「貴方は意識を失っているだけです」
「その声は!?」
彼にはすぐわかることだった。
「まさか」
「はい、そうです」
その通りだという返答だった。
「私は貴方の母ひびき玲子」
「やっぱり、母さん!」
「ですが今はムー帝国皇女レムリアとして」
「レムリアとして」
「勇者ひびき洸に会いに来ました」
そうだというのである。
「だから今ここに」
「でも」
しかしここで洸は言った。
「母さんは妖魔帝国の支配者大魔妖帝バラオとの戦いで」
「あの戦い、そうね」
「ラ=ムーの星を発動させて」
「確かに私は」
そのことへの返答も来た。
「バラオとの戦いで肉体から魂を失いました」
「それなのに」
「しかしです」
だが、だというのだ。
「その魂は勇者と共にあるべきライディーンに宿ったのです。
「じゃあ」
「はい」
「この遺跡の場所を俺に教えてくれたのも」
「貴方に最後の危機を教える為です」
「それはあのバルマーの祭司長が言っていた」
それが何かもわかるのだった。
「アポカリュプシスなのか」
「そうです」
「じゃあ教えてくれ、母さん」
その母に対する言
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ