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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第九話 受け継ぎし遺産
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しが」
「僕が」
「俺達は」
「この時が来るのを待っていた」
声がまた言ってきた。
「平和を司る者達よ」
「はい」
「僕に」
「俺達への言葉か」
「時空の歪みより異次元のエネルギー体が戦闘兵士エビルに取り憑いた」
「エネルギー体・・・・・・」
健一はそれを呟いた。
「それがなのか」
「取り憑いたって」
「何かさ」
「そうでごわすな」
大次郎は日吉の言葉に頷いた。
「オカルトみたいになってきたよね」
「全くでごわす」
「その異次元のエネルギーは悪魔の様な存在となった」
「そういえばあれは」
「確かに」
「そういった」
彼等にしてもそう思うところだった。
「我々はそれをプロトデビルンと呼んだ」
「プロトデビルン!」
「それじゃあ」
「彼等は」
「そうね」
リツコも真剣な顔で頷く。
「戦闘兵士エビルが変化したものだったのね」
「そして」
セニアも言う。
「エビルを変化させたものは異次元のエネルギー」
「プロトデビルンはあらゆる銀河の生物のスピリチアを奪い取った」
声がまた語ってきた。
「彼等はスピリチアがなければ生きてゆけぬ存在なのだ」
「そのスピリチアだが」
「そうよね」
「何なんだ?」
ここでまた疑問が生じていた。
「それは一体」
「話を聞くと」
「精神とか魂の様なものみたいね」
シェリルはそう推察した。
「語源からも考えて」
「おそらくはじゃ」
兵左衛門も語ってきた。
「奴等が吸い取る生きる気力やその他の総称じゃな」
「それですか」
「スピリチアとは」
「彼等はあまりに無造作にスピリチアを乱獲した」
また声は語った。
「その為スピリチアを持つ生物がいなくなり絶えかけた」
「乱獲で」
「それで」
「そして彼等は生命の源を自ら断ってしまい」
「その辺りは動物と同じ?」
「そうよね、普通の」
「そんな感じよね」
皆話を聞いて思ったのだった。
「何か」
「そういう感じだけれど」
「そして力を弱めた」
「つまりです」
エキセドルはここでまたわかった。
「彼等は自らそのスピリチアを生み出せないわけですね」
「スピリチアを喪失した彼等は以降力を弱めた」
そうなったというのだ。
「さらにある神秘的な力が彼等を封じ込め」
「神秘的な力!?」
「それは一体」
ここでまた謎が出て来た。しかし声の話はそのまま続く。
「長き眠りにつかせたのだ」
「その力って」
「神秘な力とは」
「何なんですか?」
「アニマスピリチア」
ここでエキセドルが呟いた。
「それですね」
「アニマスピリチア、それは」
「!?」
「誰だ!」
ここで銃声がした。ヴィレッタが放ったのだ。
「そこにいるな」
「いきなり銃弾を浴びせるなんてね」
ここ
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