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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第九話 受け継ぎし遺産
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本当に」
「おそらくはこの先に手掛かりが」
ここでまた言うエキセドルだった。
「ある筈です」
「しかしもう」
ガムリンがここで残念そうに言う。
「通路はここで」
「待って」
しかしここでシェリルが見つけた。
「ここにも文字があるわ」
「これは」
エキセドルはその文字の解読もはじめた。それは。
「平和の証たる者、触れれば扉開かれん」
「平和の証たる者!?」
「というと」
「この言葉に何かの鍵が隠されているに違いありませんな」
「あの」
ミレーヌが出て来た。
「あたしにも見せてくれますか?」
「いや、落ち着け」
金竜がその彼を宥める。
「尖った部分もある。危ないぞ」
「痛っ」
言った側からだった。ミレーヌはその指を傷付けてしまった。
それで手を引っ込めてからだ。彼女はまた言った。
「ちょっと指の先を切っただけですから」
「ですが気をつけて下さい」
ガムリンはその彼女を心配して話した。
「破傷風になる恐れだってありますからね」
「え、ええ」
「すぐに消毒しましょう」
千葉が早速消毒の道具等を出してきた。
「じゃあ少し滲みますが」
「御願いします」
ミレーヌが消毒を受けようとしたその時だった。
不意に彼等の先の壁が光ってだ。何かが起こった。
「何っ、これは」
「影が開き出す!?」
「おお、これぞまさしく」
エキセドルが言う言葉は。
「デカルチャー・・・・・・」
「平和の証たる者よ」
「!?この声は」
「まさか」
「プロトカルチャー!?」
誰もが瞬時にそう察した。
「これが」
「我は」
その声がまた言って来た。
「プロトカルチャーの遺せし言の葉を蓄え」
「言葉を」
「それを」
「後の世に伝える役目とし」
その言葉が続けられていく。
「ここに眠るものなり」
「どうやら起こしてしまったようですな」
エキセドルはそれを聞いて述べた。
「これは」
「平和の証たる者」
声はまた言ってきた。
「触れれば扉は開き」
「扉が」
「それが」
「我を眠りから呼び覚ます者なり」
「一体」
そこまで聞いて考える顔になるガムリンだった。
「平和の証たる者とは」
「それは」
声がまた言ってきた。
「異種族の血の混ざり合いし者」
「ってことは」
「それは」
皆ここでミレーヌを見るのだった。
「ミレーヌさん、貴女です!」
「あたし!?」
ガムリンの言葉に思わず応えるミレーヌだった。
「あたしって・・・・・・」
「平和の証たる者とは!」
「確かに」
ここでエキセドルはエイジも見て言った。
「貴方もですが」
「僕もまた」
「そして貴方達も」
今度は健一達も見る。ロンド=ベルには多かった。
「二つの勢力の間に生まれた平和の象徴達」
「あた
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