第九話 受け継ぎし遺産
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りだな」
皆これはわかった。
そしてだ。エキセドルの解読をさらに聞くのであった。
「やがて我が種族は宇宙に進出し」
「そして」
「どうなったと」
「二つの勢力に別れて争いが起こった」
そうなったというのだ。
「そして」
「そして!?」
「それからは」
「戦火は次第に全宇宙に拡大していった」
かなり大規模な戦いだったというのだ。
「我が種族は自らの手を汚さず」
「そのうえで」
「まさか」
「相手を倒すべく巨大な戦闘用兵器を作った」
「やはり」
「それか」
誰もがそれはある程度予想していたので驚かなかった。
「そうなりましたか」
「そしてそれこそが」
「はい、ゼントラーディです」
やはり彼等であった。
「兵器は次第にエスカレートし」
「それに留まらず」
「さらにですね」
「そうです。そしてです」
さらに続くのであった。
「ゼントラーディ兵士より強力な新たなる兵士」
「それこそが」
「あの」
「はい、エビルを造った」
そう書いてあるのだった。
「何時果てるとも知れぬ長きに渡る戦いは続き」
「随分と長くかかったのだな」
ヴィレッタがそれを聞いて述べた。
「聞く限りだと」
「その様です。そうしてです」
エキセドルは彼女に応えてからさらに話す。
「やがて我等はプロトデビルンによって滅びの道を辿りぬ」
「エキセドル艦長」
それを聞いたガムリンがエキセドルに問うてきた。
「我等の祖先を滅ぼしたのはプロトデビルンなのですか?」
「今まで、ですが」
エキセドルは言葉を一旦置いてからガムリンの言葉に応えた。
「プロトカルチャーの滅亡については諸説ありました」
「そうだったのですか」
「諸説が」
「宇宙怪獣をはじめとする外敵の襲来」
まずはそれだという。
「そしてそれを回避する為に行われた補完計画」
「それも前から?」
シンジはそれを聞いて驚きの声をあげた。
「プロトカルチャーも行おうとしていたんですか」
「あくまで説の一つです」
エキセドルは驚きを隠せない彼にこう告げた。
「ですから」
「そうですか」
「他にはです」
彼はさらに話すのであった。
「制御不可能となったゼントラーディ、メルトランディによる殲滅」
「私達ね」
ミスティがそれを聞いて呟いた。
「つまりは」
「そうです。それにプロトデビルンも加えられるます」
「生きる意志を吸い取るプロトデビルンは」
そこから話すシェリルだった。
「まさに知的生命体の天敵ね」
「そしてそのプロトデビルンは」
洸がそれについて言う。
「何処から来たんだ?一体」
「別の宇宙か世界からか?」
今言ったのは黄金だった。
「俺達みたいにな」
「有り得るわね、それも」
ルナもそれを否定しなかった。
「
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