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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第九話 受け継ぎし遺産
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いようですね」
「いえ、それは」
しかしエキセドルはサコンのその言葉には異を呈した。
「まだはっきりわかりません」
「左様ですか」
「断定はできません」
今はというのだ。
「とにかくです。今は」
「先にですね」
「もっと先に」
「進むか」
「はい」
そしてであった。やがて彼等は壁画の前に出て来た、それは。
「この壁画は」
「これはです」
またエキセドルが言ってきた。
「プロトカルチャーの歴史を綴ったものです」
「それが」
「ここに書かれている」
「そしてこれって」
シェリルはあるものを見た。それは。
「文字かしら」
「プロトカルチャー文字ですね」
エキセドルはその文字を見て答えた。
「これは」
「解読できますか?」
「はい」
サコンの問いに答えた。
「ゼントラーディ文字と文字の構図がほぼ同じですから」
「だからですか」
「何とか。それでは」
早速解読に入った。読んでいく。
「エッグ=チャータ=デラーダ=エット=プロトカルチャー」
「どういう意味ですか?」
「それは」
「誇り高き我等は」
それを人の言葉にしていく。
「宇宙に生息する数多の生命体の中ではじめて文化を持った種族である」
「それが」
「彼等だと」
「故に我等は自らをプロトカルチャーと名付けし」
「プロトカルチャー」
サコンはここでこの言葉を口に出した。
「宇宙の各所に残っている先史文明の一つにして最大の規模を持つもの」
「おそらくは」
シェリルも言ってきた。
「イデの力の源になっている第六文明人も無関係ではないでしょう」
「ムー帝国は」
洸にも気付くものがあった。
「プロトカルチャーの直接的な末裔達の国だったらしいですが」
「そうでしたね、それは」
「はい」
エキセドルの問いにも答えた。
「母さんはそのムー帝国の姫だった」
「我等プロトカルチャーは」
エキセドルはまた解読をはじめた。
「緑多き大地に生まれ育ち」
「大地に」
「そうして?」
「小さな集落を形成し」
解読がさらに続く。
「木の実を取り魚を釣り平和に暮らしていた」
「それはまあ」
「同じですね」
「ええ」
「俺達と」
これはであった。彼等の文明と同じであった。
そしてだ。さらに解読が続けられてであった。
「やがて銃器を開発し農耕器具を作り田を耕しはじめた頃には」
「それで」
「どうなったんですか?」
「種族が増え領土が二つのエリアに分かれはじめていった」
そうなったというのだ。
「さらに工業や商業が発達し政治経済文化等あらゆる面で交流を持つようになった」
「この辺りは」
そこまで聞いたシェリルの言葉である。
「今の私達の文明の進歩と全く同じね」
「ええ、確かに」
「それは」
「その通
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