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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第九話 受け継ぎし遺産
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で女の声がしてきた。
「随分と手荒な挨拶だねえ」
「御前は!」
「エツィーラか!」
マーグとロゼが咄嗟に身構えた。
「何故ここにいる!」
「貴様程の者が!」
「ちょっとね。面白いものがあるからね」
そう言ってであった。赤い髪の女が出て来たのだった。異様な巫女の服をした派手な女だ。その手には杖がある。
「だからなんだよ」
「皆、気をつけてくれ」
マーグが全員に告げる。
「この女こそエツィーラ=トーラーだ」
「!?トーラーっていったら」
「レビの」
何人かはこのことに気付いた。
「名字だけれどよ」
「まさか」
「そのまさかだ。バルマー十二支族の一家トーラー家の者だ」
「マーグ様のギシン家と同じです」
ロゼも言ってきた。
「その家の者です」
「じゃあバルマーの中でも」
「かなりの高官!?」
「この女が」
「そう」
エツィーラも得意げに自分から言ってきた。
「帝国の祭司長さ」
「その貴様が何の用だ」
ヴィレッタは既に彼女に銃を向けている。
「それは何故だ」
「それはね・・・・・・んっ!」
突如として壁が光った。そうしてだった。
「これは!?」
「おお、遺跡が」
レツィーラとエキセドルは同時に声をあげた。
「何か起こるね」
「今度は一体・・・・・・」
「近付くプロトデビルンは殲滅すべし」
これが今度の言葉だった。
「近付くアニマスピリチアは迎えるべし」
「アニマスピリチア・・・・・・」
「また」
「それのある所」
声の言葉が次第に小さなものになってきていた。
「それこそ即ち半永世・・・・・・」
「!?終わった」
「これで」
声が途切れた。まさにそれで終わりであった。
「気配が消えた」
「これで」
「もう何処にも」
「おやおや」
レツィーラもそれを感じ取っていた。そのうえでの余裕の言葉だった。
「盗み聞きしたのがよくなかったのかねえ」
「また聞こう」
ヴィレッタの言葉はいよいよ剣呑なものになっていた。
「何の用だ、バルマーの人間がだ
「プロトデビルンの情報を手に入れる為さ」
それだというのだ。
「あの連中は私達にとっても厄介な相手だからね」
「ふむ。それでは」
彼女のその言葉を聞いて言うエキセドルだった。
「我等の敵は同じだというのですか」
「まあそうだね」
レツィーラは彼の言葉に応えながらこんなことも言った。
「ゼントラーディ人のあんたに言われるのは納得がいかないけれどね」
「確かに」
それはエキセドルやガルドも認めた。
「我等の戦争も長きですからな」
「私達はね」
レツィーラはここでまた言ってきた。
「ここにいる地球人みたいにあんた達と手を組むつもりはないけれどね」
「私達ともなのね」
「そうさ」
こうメルトランディ人
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