第三話 激突!!勇者対勇者
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すか?一体」
アクアが彼の言葉に応えた。
「私達を探していたって」
「許可は下りそうだよ」
こうアクアの問いに答える雷牙だった。
「宇宙に出るね」
「宇宙にですか」
「私としてはだ」
ミスマルがここで言う。
「娘が気掛かりだがだ」
「お父様、またそんな」
「そう言うがだユリカ!」
厳しい顔がまた涙まみれの顔になる。
「お父さんはな!ユリカだけでなくユリカのお友達も地球も何もかもが大事なんだよ!どれ一つとしてなかったら辛くて辛くてだな!」
「さらに凄いことになってないか?」
金竜がそのミスマルを見て呟く。
「前はただの子煩悩だったのにな」
「それが今じゃ博愛主義者って」
アーサーもかなり引いていた。
「この人の身に何が」
「何かがあったのは間違いないな」
ヒューゴも言う。
「それが何かが問題だが」
「君達も親になればわかるよ」
アデナウヤーが微笑んで三人に話した。
「しかし君達もまた実に」
「雰囲気が似ているのは自覚しています」
「我々もそういう関係なのはです」
「わかっているから安心してくれ」
「ならいいがね。とにかくだね」
アデナウヤーは落ち着いた物腰で話すのだった。
「子供を持って手元から離れると。色々なものが見えてくるんだよ」
「パパもだっていうの?」
「全く。御前にはいつも手を焼かされたが」
クェスには少し苦笑いを浮かべて述べるのだった。
「元気でやっているようで何よりだよ」
「私は何時だって元気よ」
親の気持ちはまだよくわかっていないクェスだった。
「だから安心してよ」
「だといいがね」
「それでだ」
イゴールも口を開いてきた。
「地球圏の守りは連邦軍とブリタイ司令の艦隊で行う」
「じゃあその間は」
「我々は」
「バルマー帝国、宇宙怪獣を頼む」
こう告げるのだった。
「是非な」
「わかりました」
「それなら」
「さて、許可は下りたよ」
雷牙が微笑んでまた皆に告げた。
「後は技術的な問題だけれど」
「そう、刻印は」
「あそこは一体」
「それで使えるんですか!?」
「それだけれどね」
雷牙は彼等のその問いにも応えて言った。
「順調だよ」
「順調ってことは」
「つまり」
「博士」
そうしてだった。翡翠色の髪と瞳に褐色の肌の美少女が出て来た。そうして雷牙に対して言ってきたのである。
「残りの解析も無事完了しました」
「おう、御苦労パピヨン君」
「パピヨン!?」
サコンがその名前に反応した。
「若しかしてシャッセールのパピヨン=ノワール博士ですか?」
「はい」
その通りだという返答だった。
「今はGGGでオペレーターを務めています」
「元気そうだね」
その彼女にルネが微笑んで声をかけてきた。
「何よりだよ」
「え
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