第三話 激突!!勇者対勇者
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「その宇宙収縮現象を放っておくとどうなるんだ?」
「簡単な理屈だ」
サコンが彼の言葉に答えた。
「風船がしぼむのと同じだ」
「何っ!?それじゃあ」
「そうだ。中の空気が全て抜けるのと同じだ」
まさにそれだというのだ。
「つまりは」
「俺達の銀河が消滅するのか」
カミーユもその顔を強張らせてしまった。
「つまりは」
「そんなことを放っておいたら」
トビアは青くなっている。
「恐ろしいことに」
「つまりはだ」
シーブックも眉をしかめさせている。
「そのソール11遊星主は自分達の故郷を復元させる為に銀河全てを」
「それが彼等の結論らしい」
「若しかすると」
エキセドルはここであることに気付いた。
「銀河の宙域ごとに時間軸がずれていたり空間が不安定なのは」
「ですよね」
「私達も」
美穂とサリーも気付いた。
「それはつまり」
「それが」
「そうね」
セニアも何時になく真剣な顔になっている。
「その現象が関係している可能性が高いわね」
「放っておくわけにはいかないね」
万丈はまた言った。
「これはね」
「それじゃあその為にも」
「宇宙に」
「待ってろよ護」
凱は意を決していた。
「必ず御前を」
彼等は宇宙に行く決意をあらためて固めた。戦いはいよいよ宇宙に向かおうとしていた。
第三話完
2010・2・16
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