第二話 SRX敗北
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しかしであった。
「機体が動かねえ!」
「何だと!?」
ライも流石に今の言葉には驚きを隠せない。
「大尉、そちらは」
「ああ!・・・・・・ああああ!」
「T−LINKコネクターに異常発生!?」
レビも言う。
「アヤ!?」
「く、くそおおおおっ!」
リュウセイが悔しそうに叫ぶ。
「奴の念で縛られる!」
「ふふふふふ」
またここでハザルが勝ち誇って言ってきた。
「御前達のシステムのことはよく知っているのでな」
「何っ!?」
「既にか」
「ハンデをくれてやろう」
リュウセイ達を明らかに愚弄していた。
「ウラヌスシステム強制発動」
するとだった。何かのシステムが落ちそれとは別のシステムが起動した。そうしてだった。
「RTEレベル一定値ヲオーバー」
「な、何っ!?」
「パイロット及ビ機体ノ安全ヲ優先シ」
「これはSRXではじめて合体した時と同じだ」
「外部からシステムを強制起動させやがったのか!?」
「何故だ」
ライは唖然としながら言う。
「何故奴にそんなことができる」
「俺が知るかよ!」
リュウセイもこう言うしかなかった。
「こんなことはよ」
「さて」
また言ってきたハザルだった。
「御前の力を見せるのだ」
「リンク係数が正常に戻った」
ライの言葉が続く。
「どういうことだ!?」
「それだけじゃねえ!」
また叫ぶリュウセイだった。
「見ろ、エンジンの出力が!」
「三十、四十、五十」
ライもその数字を言う。
「六十を超えたぞ」
「いける」
それを聞いてリュウセイも言った。
「これならいけるぜ」
「どうするつもりだ?」
「コネクターをこっちに回す!」
リュウセイは一つの決断を下した。
「フルドライブだ!」
「止めろ!」
しかしライは彼に叫ぶ。
「これは奴の罠だ!」
「しかしだ」
ここでリュウセイは言い返す。
「あいつを倒さなきゃこっちあやられちまう!」
「待て、大尉が!」
「SRX!」
しかしもうリュウセイは止まらなかった。
「御前の力を奴に見せてやれ!」
「よせ!」
「うおおおおおおおお!」
今リュウセイは力を込めたのだった。
「ライ、無敵剣だ!」
「ふふふ、そうだ、それでいい」
ハザルは向かって来るSRXを見て笑っていた。
「それでだ」
「行くぞ、天上天下!」
その剣を出しであった。
「無敵斬りいいいいいいいいっ!!」
「所詮その程度か」
その言葉と共にであった。その攻撃で全て終わったのだった。
「何っ!?」
「SRXが」
「動きが止まった!?」
「何故だ」
「何っ、SRXが急に」
「瞬発力は中々のものだ」
ハザルはあらためて言った。
「だが所詮は地球製のシステムだな」
「それがどうしたんだよ」
「このヴ
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