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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第二話 SRX敗北
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にも答える。
「分離してまた奴を」
「無理だ」
しかしそれはライが止めた。
「Rー3の脚がもう」
「ちっ、そうか」
「それにだ」
ライの言葉は続く。
「R−1とR−2の接続部も破損している」
「それもかよ」
「今の攻撃でだ」
「じゃあどうしろってんだよ!」
「あの敵は」
アヤが何とか狼狽を感情で抑えている顔で述べた。
「私達のSRXのことを知っているわ」
「何っ!?」
「間違いない」
ここでライも言う。
「さもなければここまで出来はしない」
「じゃああいつ等は」
「くくく、ここで出て来るとは思わなかった」
それは予想外であったようだ。彼にしてもだ。
「だが裏切り者が作り出したガラクタなぞその程度だ」
「全くです」
「またあのマシンが!」
「出て来た!?」
ディバリウムも出て来たのであった。
「くっ、こんな時にかよ」
「また厄介な相手だな」
「どうやらです」
エペソはその白いマシンにいる男に言うのだった。
「我等が今まで敗れてきたのは何かの間違いとしか思えません」
「ふん」
ここで男はまた傲慢な声をあげた。
「所詮はその程度だったのだ」
「マーグ達もですか」
「ギシン家の者なぞあの程度だ」
こう言ってはばからないのだった。
「所詮はな。だからこそ今地球人共に与しているのだ」
「確かに」
「さて」
ここで男はまた言った。
「サンプルの検分とトロニウムの回収をだ」
「では私が」
「いや、エペソよ」
ここで彼はエペソの名を呼んでみせたのだった。
「それはいい」
「といいますと」
「この俺自らが行う」
そうするというのだ。
「このハザル=ゴッツォがだ」
銀色の髪に険しい顔をしている。その顔にも態度にも傲慢の色がはっきりと出ている。
「行う。いいな」
「いえ」
ところがであった。ここでエペソは彼に言うのだった。
「御身に何かあれば一大事です」
こう言うのだ。
「後は我々にお任せ下さい」
「エペソよ」
だがハザルは彼を睨んで言うのだった。
「誰に向かって口を利いている?」
「申し訳ありません」
「このまま見ているだけというのは性に合わん」
「だからですか」
「そうだ。それにだ」
ここでハザルはさらに述べた。
「己の手で功績を挙げねば父上に対して示しがつかん」
「シヴァー様に」
「だからだ」
こう言ってであった。
「御前達は下がれ」
「我々はですか」
「そうだ。まずはサンプルとトロニウムを回収してだ」
それからだというのだ。
「この者達をゆっくりと料理してやる」
「では」
「俺の警護はもう必要ない」
「ですが」
また言うエイスであった。
「シヴァー様の御命令に反することに」
「黙れ」
ハザルの今度の言葉は有無を言わ
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