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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第二話 SRX敗北
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だ半分もいるのに」
「それで撤退なのか」
ロンド=ベルの面目はそれを見て驚きの声をあげた。
「今回は随分早いが」
「どうしてなんだ?」
「おかしいわね」
こう首を傾げているとだった。急報が入って来た。
「諸君、大変なことになった」
「すぐに刻印に向かってくれ」
ミスマルとアデナウヤーが同時に出て来て言うのだった。
「刻印にだ」
「即刻だ」
「刻印にといいますと」
ブライトが彼等に応えて言う。
「まさかそこに」
「そうだ、そのまさかだ」
「君達には御苦労だが」
それを承知のことだというのだ。
「すぐに向かってくれ」
「連邦軍も向かわせているがだ」
「わかりました」
ブライトは二人の言葉にすぐに頷いた。
「ではすぐに」
「うむ、頼んだ」
「それではだ」
こうしてロンド=ベルは刻印に急行することになった。その頃刻印では。
「くそっ、何という奴だ」
「僅か五機だというのに」
「まだ倒れぬか」
バルマー軍の将兵達は明らかな苛立ちを感じていた。四機のSRXチームとヴィレッタの攻撃の前に中々攻められずにいたのだ。
「我等が数においては有利だ」
「しかしだ」
「それでもか」
「数なんてな!」
リュウセイがその彼等に叫ぶ。
「俺達を倒したければ一個艦隊送ってきやがれ!」
「そうでなければだ」
ライも言う。
「倒れることはない」
「倒れるわけにもいかないしね」
アヤはこう言った。
「そういうことだからね」
「その通りだな。しかし」
「そうだな」
ヴィレッタはレビの今の言葉に頷いた。
「ヘルモーズがいない」
「ということは」
「何かがあるか?」
リュウセイもそれを直感で察した。
「これはよ」
「そうかも知れないな」
ライも察した。
「これは」
「リュウ」
ここでアヤが言う。
「いざという時はね」
「合体か」
「ええ、SRXになるわ」
こう彼に言うのだった。
「わかったわね」
「ああ、わかった」
リュウセイもそれに頷いてであった。敵を迎え撃つ。敵はまだ数で来るがであった。
二十機程度倒した時だった。刻印から。
「!?あれは」
「あのマシンは」
大型の船を思わせる白いマシンが出て来た。
「あのマシンは一体」
「何だってんだ?」
「ふふふふふ」
ここでそのマシンから声がした。
「それが地球人共のマシンか」
「司令、まさか」
「司令御自らとは」
「俺も司令の椅子を温めてばかりでは退屈だ」
その男は周りの部下達に告げた。
「たまにはこうして戦わなければな」
「ですがそれは」
「我々が」
「俺に指図をするつもりか?」
男の声が急に険しいものになった。
「まさかとは思うが」
「い、いえそれは」
「ありません」
彼等もそれはすぐに否
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