第二話 SRX敗北
[2/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「なら俺もいつも通りだ」
「いつも通りやられるのね」
「ちょっと待て!」
まさにいつも通りフェイに言い返す。
「今の言葉は何だ!」
「だからいつも通りやられるっていうのよ」
「俺が何時やられた!」
「今まで勝ったことあるの?」
こんなことを言う彼等だった。
「噛ませばかりじゃない」
「おのれ、こうなったらだ!」
ハッターは敵よりまずはフェイと戦っていた。
「御前から先に懲らしめてやる!」
「だからだ」
「待つのだ」
二体のライデンがその彼を止める。
「味方と戦ってどうする」
「何を考えているのだ」
「ほら、フェイも」
「馬鹿なこと言ってないで」
「バルマーと戦わないと」
三姉妹は彼女の方にいっていた。
「そうでしょ?ハッターが敵じゃないんだから」
「だからここはね」
「いいわね」
「相変わらず仲がいいな」
パトリックはそんな彼等を見ながら述べた。
「全くねえ」
「ふざけていないで先に行け」
その彼にカティが声をかける。
「味方よりまずは敵だ」
「まあ大佐の本心はわかってますし」
「本心だと!?」
「またまた。隠す必要はないですよ」
笑いながら彼女に言うのだった。
「いつも俺のことを見てくれていて」
「なっ!?」
こう言われるとだった。その顔を急に真っ赤にさせるカティだった。
「な、何を馬鹿なことを言っている」
「だから。俺と大佐の仲じゃないですか」
「馬鹿なことを言うな、私と貴官はだ」
「ここまで嘘吐くのが下手だったんだ」
「この人って」
皆そんなカティを見て呆れていた。
「予想はしていたけれど」
「何ていうか」
「とにかくだ」
カティは真っ赤になった顔をとりあえず収めて言ってきた。
「作戦はだ」
「おっと、それだ」
「そうだったわ」
ここでそのことを思い出す彼等だった。
「戦いだったよな」
「何とかしないと」
「そうだよ、戦いだよ」
まさにそれだと気付いたのである。
「バルマー軍だな」
「何とかしないとな」
「また大勢来たし」
「それなら」
こうして彼等は散開しそのうえで敵に向かった。そうしてだった。
ヘルモーズの射程から離れてである。そのうえで敵と戦っていた。
「今はヘルモーズは相手にするな」
「はい」
「わかりました」
オズマの言葉にミシェルとルカが応える。
「今は他のマシンをですね」
「それに戦艦を」
「そうだ」
オズマはまずは彼等を見ているのだった。
「そのうえでだ。いいな」
「了解です」
「ではまずは他の敵を」
「時間はかけてもいいな」
アルトはこう判断した。
「それで敵を少しずつだな」
「その通りだ」
彼の言葉にジェフリーが頷いた。
「まずは的確に倒す。いいな」
「それじゃあ」
「ヘ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ