第一話 新たな敵軍
[9/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
達の中に飛び込んで」
「そのうえで来るから」
「それだったら」
「そうだ」
カイの言葉は続く。
「今はだ。一気に攻める」
「わかりました。それじゃあ」
「あのマシンが今度出て来たら」
「そうします」
これで話は決まった。そのディバリウムに対してだ。戦術としては決まったのだ。
そのうえで今はセダンに戻る。だが刻印には監視役としてSRXチームが残ることになった。
「それじゃあな」
「頼んだわよ」
「宜しく頼むぜ」
「ああ、わかったぜ」
リュウセイが彼等に笑顔で応える。
「もう一度あの蛾野郎が出て来てもな」
「その時も頼むな」
「そういうことでね」
「それにしてもだ」
ここでライがふと言った。
「敵の司令官が来るそうだな」
「そういえばそんなこと言ってたわね」
アヤも言う。
「ハザルとか何とか」
「あの男はだ」
マーグがまた応えてきた。
「気をつけることだ」
「そいつは一体」
「どういう奴なんだ?」
アキラとナオトが彼に問うた。
「前から名前を聞いた記憶があるけれど」
「バルマーの中でもかなり偉い奴のようだな」
「私も一士官として見ただけだが」
ヴィレッタがここでまた言ってきた。
「宰相シヴァー=ゴッツォの嫡男でだ」
「宰相の」
「じゃあかなりの」
「そうだ、ゴッツォ家の次期当主でもある」
そうだというのである。
「しかしその人格はだ」
「そこから先はわかったぜ」
「私もね」
アラドとゼオラがすぐに応えた。
「最悪なんだな」
「人格は」
「お世辞にも褒められたものではない」
またマーグが言ってきた。
「傲慢で偏見が強く謀略を好む」
「本当に最悪な奴みたいだね」
「そうね」
それを聞いたアイビスとツグミの言葉だ。
「そんな奴が今度の相手か」
「厄介なことになるわね」
「そうだな。そうした男か」
スレイもそれを聞いて眉を顰めさせていた。
「あまり相手にしたくないな」
「へっ、そんな野郎だったらな」
だがここで忍は言うのだった。
「後腐れなくぶっ潰すことができるぜ」
「そうだね、相手は悪い奴の方がいいね」
沙羅も忍に同意して頷いた。
「容赦する必要はないしね」
「そういうことだね。それじゃあ」
「ハザル=ゴッツォだな」
雅人と亮も続く。
「そいつが出て来たらね」
「倒すとしよう」
「結論としてはそうなるな」
シナプスも言う。
「例え相手が誰でも戦う。それだけだ」
「はい、それでは今は」
「セダンに」
ジャクリーンとパサロフが話す。
「戻ってですね」
「そのうえで」
「それではだ」
最後にヴィレッタが言った。
「私達五人はここに残る」
「何かあればすぐに連絡する」
レビも言う。
「その時はまただ」
「ああ、すぐ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ