第一話 新たな敵軍
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で刻印からまた。バルマーの軍勢が出て来た。それを見たロンド=ベルの面々が口々に言った。
「!?一機だと」
「一機だけ!?」
「あの赤い何か蛾みたいなマシンは」
そのマシンを見て言うのだった。
「一体」
「何なんだ?」
「どうやら」
そのマシンから声がしてきた。
「間に合ったか」
「貴殿か」
「ここで来るとはな」
「うむ、御前達も生き残っていたか」
キャリコとスペクトラに話してきた。
「それは何よりだ」
「おや、君も来たんだ」
孫はキャリコやスペクトラとは違っていた。
「これはまた勤勉だねえ」
「孫光龍か」
彼は孫を見て一言述べてきた。その言葉に感情は見られない。
「御前は今はこの軍にいるのだな」
「そうだよ。興味が尽きなくてね」
彼にはこう言うのだった。
「それでなんだ」
「そうか」
「そしてだけれど」
また言ってきた孫だった。
「君がここに来たってことは」
「そうだ」
また一言での返答だった。
「もうすぐ司令が来られる」
「そうだね。その為にだね」
「二人共」
今度はキャリコとスペクトラに言ってきた。
「この作戦のことはだ」
「覚悟はしている」
「司令からの処罰だな」
「それは不問になる」
そうだというのである。
「俺から言っておく」
「そうか」
「済まない」
「そしてだ」
彼はさらに言うのだった。
「下がっているのか」
「あれを使うのか」
「ここで」
「見たところだ」
今はロンド=ベルの部隊を見ての言葉だ。既にその刻印まで僅かの場所にまで迫ってきている。
「この者達の力はかなりのものだな」
「知っているとは思うがだ」
「銀河辺境方面軍が消滅した」
二人は先の戦いのことを彼に話した。
「用心が必要だ」
「少なくとも弱くはない」
「わかった。やはりそうか」
それを聞いて静かに頷くのだった。
そうしてだった。一気に前に出た。そのままロンド=ベルの中に入り。
「何だ、こいつ」
「突っ込んで来た!?」
「一体何を」
「我が名を言っておこう」
こうロンド=ベルの面々に告げるのだった。
「我が名はエイス=ゴッツォ」
「エイス=ゴッツォだと!?」
「まさかと思ったが」
それを聞いたヴィレッタとマーグがそれぞれ声をあげた。
「ではそのマシンが」
「あの伝説の」
「そうだ、ディバリウム」
まさにそれだというのだった。
「これがそのマシンだ」
「いかん!」
それを聞いたマーグがまた言った。
「このマシンは危険だ!」
「何っ、マーグそれは一体どういうことだ!?」
ケンジがマーグに対してすぐに問うた。
「あのマシンに何かあるのか」
「あのマシンはただのマシンではない」
こうケンジに答えた。
「一機で一度に多量の敵を相手にす
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