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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第一話 新たな敵軍
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じゃないのか?」
「あのでかいの?」
「ああ。あっちはどうだ?」
「あれもいいけれどね」
一応こう言いはするクェスだった。しかしである。
「けれどあれって地上とかじゃ使えないわよね」
「宇宙戦専用だからな」
「だからいいわ」
それが理由だった。
「ビグザムとかもね」
「だからいいのかよ」
「大きいとそれだけ動きも鈍いし」
もう一つ理由があった。
「だからいいわ」
「そうか。考えてみればそうだな」
「ほら、フォウさんだってロザミアさんだって」
クェスは彼女達のことも話に出した。
「プルツーだってそうじゃない。サイコガンダムから今はリ=ガズイとかキュベレイマークツーに乗ってるわよね」
「そっちの方がいいからか」
「動きやすいのよ」
とにかくそこに理由があるのだという。
「だからね。それでね」
「そうか。要塞みたいで言いかと思ったんだがな」
「身軽に動けるのが一番よ」
何につけてもそれだという。
「デンドロビウムとかノイエ=ジールは敏捷性もあるけれどね」
「でかいとどうしても鈍くなるからな」
「だからあたしはあのヤクト=ドーガでいいわ」
またこう言うのだった。
「このままね」
「そうか、わかった」
「ギュネイ、それはあんたもでしょ?」
クェスは彼にも問うのだった。
「やっぱりヤクト=ドーガでいいわよね」
「ああ、俺もな」
実際彼もそうだった。
「あれが一番合ってるな」
「相性もあるからね」
「少なくとも乗り心地はいいな」
こうも言うギュネイだった。
「もっとも俺の他にも乗れる奴はいるけれどな」
「大介さんとか?」
「あいつはグレンダイザーだろうが」
「ああ、そうだったわね」
「声や雰囲気が似てるだけだろ?俺がグレンダイザーに近付いたら撃たれるぞ」
「やっぱり大介さんとマリアちゃんだけなのね」
「あれに近付けるのはな」
そうした意味で非常に特別なグレンダイザーだった。
「まあそれでな」
「ええ、それじゃあね」
「行くか」
「そうね」
こうして彼等は刻印に向かって出撃した。その前に来るとだった。
「やあ、ようこそ」
「貴方は」
「また御前なのか」
クスハとブリットが彼の姿とマシンを見てそれぞれ言った。
「孫光龍、また」
「俺達の前に」
「暫く振りだね」
その男孫光龍は真龍王機から二人に応えてきた。
「どうやらマーグ君は君達のところに入ったみたいだね」
「そうだ」
そのマーグからの返答である。
「私はこれからバルマーの正しい未来を手に入れる為に戦う」
「おやおや」
孫は今のマーグの言葉には肩をすくめて返すのだった。
「それはまた頑張ってるねえ」
「馬鹿にしているのか?」
「生憎僕はそうした理想主義とは無縁でね」
「それでは貴方は一体
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