第一話 新たな敵軍
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りね」
これが彼等の感想だった。
「スタイルいいし」
「背も高めたし」
「おまけに凄い美人」
皆でロゼを褒める。
「それじゃあ本当にね」
「マーグさんが羨ましいっていうか」
「確かに」
「いや、私の方こそ」
ここでマーグも出て来て皆に話してきた。
「ロゼが傍にいてくれて本当に勿体無いと思っている」
「私の方こそです」
負けずといった感じでロゼも言うのだった。
「司令、いえマーグ様が一緒にいてくれるだけで」
「うわ、顔が真っ赤」
「そこまで嬉しいんだ」
「本当に」
皆それを聞いて言うのだった。
「これはもう入る隙がないっていうか」
「それは」
「確かに」
こう言うしかなかった。誰もがだ。
「マーグさんとロゼさんってね」
「色々あって結ばれたし」
「幸せになって欲しいし」
「そうよね」
「私は今とても幸せだよ」
そして今言ったのはやはりマーグだった。
「本当に。ロゼもいてくれてマーズもいてくれて」
「何時の間にかロゼさんが第一に来てるし」
「そうよね」
「もうおのろけ」
「いいではないか」
ナタルも来た。彼女は黒のワンピースだ。腰にはパレオがある。パレオも水着と同じ黒でありガードは固い感じだ。
「それは」
「いいんですか?」
「あのままで」
「純愛はいい」
そのナタルの言葉である。
「だからだ。いいのだ」
「それでなんですか」
「いいんですね」
「そうだ、いい」
また言うのであった。
「とにかくだ。誰もが幸せになればいい」
「何かナタルさんって最近優しくなった?」
「そうよね、それもかなり」
「何でかしら」
「私も変わったのだ」
そうだというのである。
「ここにいる間にだ」
「ロンド=ベルにいてですか」
「それでなんですか」
「そうだ。確かに私はだ」
自分で自分のことを言う。
「堅苦しい女だが」
「最近それも変わりましたよ」
「かなり」
このことにも突込みが入る。
「柔らかくなったし」
「可愛くなった?それに」
「そうだよな」
「可愛いというのか」
ナタルはこの言葉には意外な顔になった。
「私がか」
「性格がですね」
「可愛いですよ」
「そうそう」
「可愛いと言われたのはここに入ってからだった」
彼女にしてもそうだったのである。
「意外だ。だが」
「だが?」
「それで」
「悪い気はしないな」
微笑んでの言葉だった。
「そう言われてもな」
「そうなんですか」
「やっぱり変わりましたよ」
「もう最初の頃なんか凄く厳しい感じで」
「未沙さん二号って感じで」
「おい、待て」
柿崎がここで皆に言う。
「本人がいたらな」
「いないですよ」
マックスがここで彼に言ってきた。
「今日はミリアと街に出ています」
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