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忍術と食を極めし者
第5巻
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とした性格なため何かと油断できないめんどくさいバグキャラだ。

 そんなラカンに裏でまだ動く必用があるため顔を会わせるにはいかない。

 だから戦場に出ずに傍観している、左手に持った酒瓶に入っている酒を飲みながら。

 今日は完全にオフとでもいうかのようにエメラルドドラゴンの背中から涌き出るエメラルド色に輝くワインを飲む。気軽に飲んでいるが市場に出せばボトル一本500万以上はするワインだ。これ程気軽に飲めるのは自分で採取しているアスカだからだろう。

 とは言っても、唯一ワインを手にすることができるアスカが市場に出してないので値段など意味がないのだが。

 ちなみにだが、ただ参加せずに酒を飲んでいるだけなのもアレなので帝国軍に罠を仕掛けといた。多重雷遁影分身を30体ほど帝国軍兵士に変化させ紛れ込るということをこの男は仕出かしていた。

 近距離攻撃はわざと喰らうように命令してあるため、不用意に近付き攻撃すれば分身を構築している雷チャクラの餌食となってしまう。

 勿論、生命体により近い分身を生み出せる木遁分身より弱い。

 そして、遊び感覚で適当に作ったため更に弱体化している、だが。それでも元が元なだけあってソコソコ強いときているので一般の連合兵士には、ちときつい。

 なのに、やっとの思いで倒したと思った直後に雷撃が放たれるという、なかなかえげつないトラップだ。

 そんな罠にかかってしまう可哀想な輩が出ないか横目で観察しつつ紅き翼の暴れっぷりを観ていたのだが、その紅き翼の面々に見知らぬ男が。


 ― 誰だ彼奴?


 記憶が薄れる前にアスカが奏者の資格で作り出した方舟内にある『魔法先生ネギま! 全巻』に登場しない神父服のような黒服を着た男が紅き翼のメンバーと共に戦っている。

 好き勝手に暴れ回っているバカ二人はどうでもいいとして、前衛の剣士として前に出る詠春を主軸に開いた脇からくる敵を変態古本がお得意の重力魔法で押し潰し、詠唱を古本の後ろでのびのびと唱えた白髪小僧が魔法を放つ。

 そこまではいい。

 だが漫画に登場しない男が三人をサポートするように範囲外の討ち洩らしを的確に右手で構えた白銀の銃で的確に撃ちとっていく。

 その男が扱う銃はグリップから銃身の手前まではリボルバー、銃身はオートマチックという銃としては変わっ形状をしている。撃ち出している弾丸は普通の物ではないらしく銃口から放たれている弾丸は光輝く不思議な物だ。

 おそらくは魔法が関係しているのだろう。

 そんな銃を扱う神父に見えなくもない黒服の男。めんどくさそうにしながらも目は鋭く次々に帝国兵士たちを撃ち抜いていく。

 彼の名はクロヴィス・ザ・フィール。そう。以前に戦場でアスカを見て危険性を肌で感じ逃
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