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茨の王冠を抱く偽りの王
21.決戦
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すると扉が閉まる。
...........閉じ込められた。

「ようこそ、桜満シュウ君、茨カイ君、ならびにその従者の皆様」

空中に浮かぶ少年........これで会うのは三度目だ。
あの......白衣の少年に出会うのは

「従者じゃねぇ!!仲間だ!!」

アルゴが白衣の少年に怒りで銃を連射する。

「ここ千年そういう概念が流行っていることは知っています」

白衣の少年は銃弾にあたるどころか......何らかの力でそれを止め、こちらに銃弾を飛ばしてくる。

倉地さんも撃つ......が、白衣の少年は消え去り、再び姿を現す。

「僕たちは3人で離さなければいけないことがあります」

俺と集が乗る床が上空へと上昇し始める。

「従者のみなさんとはここでお別れです」

『カイ!!シュウ!!』

「僕らは大丈夫!それよりみんなを守って」

「心配するな」

白衣の少年が空中から地上に降りてくる。

「ずいぶん立派な姿になりましたね。救世主というやつですか?」

「お前は一体なんなんだ」

「僕は......人類の意思を決定する機関ダァト。......その総意を象徴するものです。いわば.......僕こそがダァト。あなたは奪われた"王の力"を見事自ら回復してみせ。......我々は再度検討することにした。あなたとガイ......どちらがアダム.........次なる王に相応しいか。.......よって桜満シュウ。我々はこれを問わなければならない.......人類が次のステージに進むために全ての人類を滅ぼし、未来永劫.....マナと2人で生きることを......誓ってくださいますね」

「何を言っているの」

「答えはYESかNOで」

集は迷いなく答えた。

「NOです」

白衣の少年は集の横に瞬間移動する。

「それが普通です。しかし恙神ガイは、眉一つ動かさず、YESと言ってみせた。そこが彼とあなたの差です」

上昇する床が止まる。
止まった床の先には、大勢の人が。

「では、ダァトの名の下に君から継承者の資格を剥奪します!」

白衣の少年はそこにいた、人からヴォイドを取り出す。
ムチのヴォイドを二本取り出し、俺たちに近づいてくる。

「八尋......えっ!壊?」

集が八尋のヴォイドを取り出すが俺が集の前に立つ。

「先に行け、集。こいつは俺が食い止める」

白衣の少年がムチを操りこちらに向かってくる。
処刑剣を取り出し、ムチを切り裂く。

続けて、円盤のヴォイドを二つ投げてくる。
それを同時出現させた戦輪のヴォイドで弾き飛ばす。

「こんなだけのヴォイドを使ってくる相手に一人じゃ無茶だ、僕も.......」

「俺も
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