Mission 4 小さい仲間の記憶
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
た仲間の名前。
小さかったが、れっきとした俺の仲間だったのに俺は、俺は……っ!!
「おはよー。アンリエット君」
「おっはよーう。そういえばもうすぐクラス対抗戦だね」
「初戦は二組とだっけ?勝てそう?」
「俺は…っ!俺はっ!!」
「ちょ、アンリエット君どうしたの!?」
「大丈夫?震えてるよ!?」
「お母さんどうにかしてあげなよ!」
「私は母親では無いのだが!?」
「すまなっ……すまなかった…っ!」
「あぁっもう!!」
やさしく、温かい手で抱きしめられる。
この感覚を俺は知っている。今抱きしめられている相手は違うだろうが。
「シ、エル…っ!」
「だから、私は布仏ではな……ん?シエル?」
「篠ノ之さんがなんか言ってるけど、こんなんで勝てるのかな?」
「大丈夫でしょ、アンリエット君は専用機持ちなわけだし」
「でもでも、二組の代表って変わったんでしょ?」
「あぁ〜、転校生だっけ?中国から来た」
「大丈夫大丈夫」
「何であんたが言いきれるのよ〜」
「だって、専用機持ちは一組と四組だけでしょ?それにアンリエット君は代表候補生あんなにあっさり倒しちゃったわけだしね?」
「その情報古いよっ!!」
「ちょっと、そんなに大きな音立てて入ってこないでよ〜」
「アンリエット君が泣いちゃうでしょ〜」
「アンタ達やけに説明口調ね。で、あなたが噂の?」
「そう! 中国代表候補生、鳳 鈴音!」
「大きな声を出すなと言っただろうが!ゼロが泣いたらあやすのが大変なんだぞ!!」
「今日は宣戦布告に来たの! 専用機持ちが二人もいるからって舐めてると痛い目見るから!!」
「話を聞けぇぇぇぇぇ!!!!」
二人とも大声を出していたが、箒にはゼロを守るという大義名分があったためクラスメイト全員のフォローを受け、最終的に怒られたのは鈴音だけだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ