Mission 4 小さい仲間の記憶
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寮のフロントを貸し切ってそこに俺たちは集まっていた。
俺のクラス代表就任を祝ってくれるらしいのだが恥ずかしいな。なんだか照れくさい。
こんな大々的なパーティのような物は体験したことが無かったからな。
「アンリエット君、就任おめでとー!!」
四方八方から声が聞こえる。正直耳が痛い。
俺としてはこのような物初めてだしかなりありがたいのだが、クラスの一部曰く「まぁ寮生活だし、学生だけだからぜんぜん質素だけどね〜」だそうだ。
こんなに色々な物があっても質素なのか?人間は不思議だ。
こういうのは疲れるが色々な情報集に役立つから嬉しい。もし、また、シエル達の元へ戻れた時の手土産として色々な情報が持ち帰れるからな。
「はぁ〜い!新聞部ですけどいいですか〜?」
一人の女子が『カメラ』を持って集団の中からこちらへとやってくる。
新聞部とは何なのだろうか?
「ホンネ、新聞部とはなんだ?」
「ん〜、説明が難しいなぁ。えっとぉ、有名人とか、話題の人の事を取材……取材も分からない?」
ホンネの問いかけにコクコクと頷く。
ホンネは本当に物知りだ。俺にシエルやエルピス、セルヴォですら知らなかった事を色々教えてくれる。
「取材ってゆーのはね、その人とか物事を調べることだよ?だから新聞部は話題になってる人とか出来事を調べ上げて、ある事無い事書き綴っちゃう怖〜い部活なんだよ?」
「怖い……のか?」
「うん。もう織斑先生より怖いよ〜。ペンは剣よりも強しだからね」
「チフユよりも怖いのか……」
そういえば今でもチフユは怖いが始めって会った時ほどではなくなった気がする。
なぜだろう。これもホンネに聞けばわかるのだろうか?
「で?アンリエット君取材オーケーかな?」
「い、イヤだ」
「せ、せめて目を合わせてくれないかな〜」
「や、ヤダ」
「なんで布仏さんの後ろに隠れちゃうのかな?」
「ぷくくくっ。ぜろっちおびえ過ぎだよ〜、ウソウソ、別に怖くないよ」
ホンネが堪え切れなくなったように笑い声を洩らす。
怖くないのか……騙されたな。
「嘘をついたのか…………ホンネのウソツキ」
「へ?ぜ、ぜろっち?そんなに怒らないでよ〜ちょっとしたジョークだよジョーク」
「ふんっ」
ホンネから顔をそらし、新聞部と名乗った女子の方に顔を向ける。
その後、後ろからホンネが何かブツブツ言ってきたがしばらく無視した。
新聞部は、何であんなにISでの戦闘技術が高いのか、最後に見せた加速は何か、何故最後にあんなに馬鹿にされていたセシリアの事を助けたのか、など色々と聞いてきた。
そして最後に写真を撮りたいと言ってきたのでそれを承諾した。
「あっ!オルコットさんも一緒に写真いい
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