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赤髪の刀使い
練習は大事ですよ?
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こまで生き残ってきただけはあると思う。







結果から言おう。
サチは昼までにキリトの剣が目の前に来ても目を閉じることはなくなった。
今回はあたらないということが前提条件だから早く慣れれたってのもあるかもしれない。

「じゃぁ次はキリトさん。
サチさんにあててもいいので剣を振ってください。
ちなみにあたっても圏内の場合はノックバックが発生するだけなのでHPは1ドットも減りませんのでご安心を」

「で、でも」

キリトが何か言ってくるが気にしない。
生き残るために必要なことだと思って割り切ってもらうしかない。

「キリトお願い」

サチだってやる気満々だし。

俺は一休憩になる前に昼食の準備をしてこよう。
一応黒猫団全員ぶんぐらいの食料は持ってきたしな。

あぁちなみに今まで俺はずっとサチとキリト以外の黒猫団と模擬戦をしてたぞ。
最初は一人ずつだったのだが、俺が集団戦でといったから全員でかかってきた。
まぁ一発もあたらなかったがな。
それで疲れて皆、ダウンしてる。




「うめぇぇぇ」

黒猫団が泊まっている宿の一室の机の上には多くのお皿が並び、その上には美味しそうな食べ物が多く乗っている。
ハンバーグに白米、味噌汁にA級食材まで調理され、きれいに盛り付けられている。

「さぁ召し上がれ」

これを作った俺の力作だ。
A級食材は結構ダンジョンに潜っていたら取れる気がするから特に惜しくもなんともない。

「ユウちゃんユウちゃん。
これってお味噌?」

サチが聞いてくる。

「大豆がなかったので味噌に似せたものですけど。
いりますか?」

俺は味噌をオブジェクト化してサチに見せる。

「でも…私…料理スキルそこまであげてないし…」

俺はサチの耳元で

「男の子はまず胃袋から掴み取るものだよ」

俺はサチに味噌とついでに醤油を押し付ける。

「で、でも…」

「別に私好きな人なんていないけど?」

なんか勘違いされてる気がしたから言っておく。
容姿は女かもしれないが俺は男だ。
ホモになるつもりはさらさらない。






「じゃぁ次はソードスキルを知りましょう。
ソードスキルを知っておけばシステムで登録された動きしかしないから避けるのは簡単だし、
いざという時にどういったスキルを使えばいいかというのが分かりやすくなるから」

俺は適当に刀のスキルを立ち上げてふるう。

(うん。使いにくい)

やはりラグと硬直が邪魔。

「サチさんはとりあえず皆のスキルを見て覚えて。
ケイタさんたちも見ててもいいし、自分のスキルの確認をしてもいいから」

今回の目標は自分なりの戦術の組み立
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