暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターン12 野性!SuperAnimalLearning!
[2/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
れより十代はどこだ、十代は』

 それとなく隣でふわふわしてるユーノに鎌をかけてみるけど、引っかかってはくれなかった。残念。というか、真剣な話十代達は今頃どこにいるんだろう。さっきまで一緒にいたんだけど、ねえ。いやあのその、ほら。

『十代、翔、明日香、ジュンコ、ももえー。迷子になりやがったこの馬鹿が探してますよー』
「るっさい!」

 だって!なんか歩いてたら草むらが動いた気がしたんだもん!ちょっと見に行っただけなのに!というかユーノも別に止めなかったじゃん、それを馬鹿扱いはいくらなんでも理不尽だと思うんだけどなぁ………。

『見に行くのは別に止めねえけど、迷子になれなんて誰も言ってねえよ!』
「んな無茶な!子供か!!」
『幽霊に年は関係ねーよーだ!』
「そゆこと言ってんじゃないよ!」
「『…………ハァ』」

 力いっぱい怒鳴り合ってちょっと気持ちが落ち着いたところで、改めてユーノに声をかける。

「んでさ、結局どうしよっか。アカデミアどっちかなぁ」
『んー、もうそろそろだと思うんだけどな』
「もうそろそろ?何が?」

 そう尋ねた瞬間。

「キャー、助けて明日香さーん!!」
「悲鳴!?あっちの方か!」
『ほらな』
「ちょっと、いい加減に降ろしてよ〜!!」

 あれ?なんかさっきより声が近くなってるような?気のせいかな、どんどんこっちに来てるような………。

「キャー!ってあれ、あなたは」
「ジュンコ………だよね?何やってんのこんなところで」
「ウキ」
「えっと、あのさ。なにがなんだかさっぱりわからないんだけど、この猿何者?」

 目の前の木の枝にいるのは、なんかサイボーグっぽい猿。そして片手で抱えられたジュンコ。何この絵面。

「ちょっとあなた!そんなところでぼうっとしてないで、早く私を助けなさい!」
「いやそんなこと言われましてもどうやって、ってねえ猿」
「ウキー?」
「その腕についているもの、もしかしなくてもデュエルディスクでしょ」
「ウキーウキー」
「………えっと。お前、デュエルできるの?」
「ウキ」
「うーん、じゃあこうしよっか。猿、今から僕とデュエルだ。僕が勝ったらその子は返してもらうよ」
『んで、お前が負けたら?』
「あーそっか、じゃあ僕が負けたら………負けたら……負けたら…もう、とりあえずデュエルだ!」
『なにその理不尽』
「ウキー!」
「なんでもいいですけど、頼んだわよー!」

「【デュエル!!】」

「………ってちょっと待って、何今の声」
『あの機械からだな。さすがに相手がウキーウキー言ってるだけじゃデュエルにならんだろ。それからな清明、アイツは猿じゃない』
「え、どこが?猿にしか見えないんだけど」
『あいつは正式名称Supe
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ